1890年代、ウォールナットのキャビネット。ヴィクトリア時代のひと品です。
ウォールナット特有の渦を巻いたような木目が魅惑的、扉のデザインも凝っていて印象に残ります。
小さめな引き出しが3杯備えられた珍しいデザインで、使い方の幅が広がります。

小引き出しが３杯。

サイドです。

背面です。

こちらの家具の特筆すべき所は、角のアールになっている部分。
正面からもサイドからもその職人技が見て取れます。

引き出しや台輪の角、何気なく見えますが「突き板」を貼る技術の高さが伺えます。

天板のウォールナットの木目も美しい。

元々は何の用途で作られたのか・・・棚板の高さが低いので楽譜などを入れる為のミュージックキャビネット？
約120年以上前、ヴィクトリアン時代の物です。当時の生活に想いを馳せてお使い頂くのも素敵ですね。
内部のクロスはダマスク織のファブリックで張り替えました。

扉のガラス窓の形。

扉の上に小引き出しが３杯付いています。
小物の収納に便利に使えますね。

各所のサイズはこちらを参照してください。

天板と小引き出しのサイズ。
①（左右）：w175 d360 h50
②（中央）：w360 d360 h50