9月30日　大曲 美生

あっという間に9月も終わりですね。
暑さもやっと落ち着いて、1ヶ月頑張った自分にご褒美の美酒…というのもいいかもしれません。

私自身は普段はもっぱらビール派ですが、
食事や場面に合わせてほかのお酒を飲むのも好きです。
そんな私が憧れるアンティークのアイテムがこちら。

「タンタロス」と呼ばれる、ウイスキーやシェリーなどのお酒を入れるデキャンタを収納しておくためのアイテム。

19世紀終わり頃にドイツの家具職人によって作られたのが初めです。
お酒をかっこよく飾っておけるものではありますが、シルバーのカバーの部分には鍵がかかるようになっていて、
その鍵を持つ家の主人しか触れられないようになっています。

ギリシャ神話の登場人物の名前「タンタロス」。
彼は神々を冒涜した咎で永遠の飢餓と渇きに苦しまされている…というあまりいいエピソードではないのですが、
これにちなんで、目の前に欲しいものがあるのに手が届かない！という意味で、
美味しいお酒が見えているのに鍵がかかっていて飲めない！というこのアイテムの呼び名になったそうです。

こちらは鍵のない簡易的なものなのですが、かえって使いやすくて良いですよね。
時代は19世紀の終わり頃、ヴィクトリアン期のもので、ウォールナット材を使っています。
そしてデキャンタにはぶどうの葉を模ったシルバーの「PORTO」「SHERRY」「WHISKY」の札も付いています。

中身はこの札にこだわらず、お気に入りのお酒を入れておくのもいいのかなと思います。
こんな素敵なアイテムがあったら、
いつものリラックスタイムもワンランクアップするなあ…と想像するだけで楽しくなります。
ぜひ店頭でご覧になってみてください。

402-R-0156 Tantalus
Walnut / 1890s
¥495,000-

9月29日　須田涼子

先日、東京都庭園美術館・建物公開2024　『あかり、ともるとき』へ行きました。
アール・デコ様式の旧朝香宮邸内を彩る"照明"に焦点を当てた本展、各部屋に配された多彩な照明とアール・デコの調度品と共に、建物全体が纏う見事な調和を楽しめます。

建物公開展の楽しみの一つは宮廷時代に思いを馳せるような再現展示かと思うのですが、当店では過去に、展示される収蔵家具のいくつかの修復作業に携わりました。
今回の建物公開展でも、食堂や妃殿下寝室等で見る事ができます。

新館には、今回少しだけ修復に関わったシャンデリアのほか、ドームやガレなどの象徴的なランプが柔らかな灯りを放ちながら展示され、より一層照明の持つ魅惑的な雰囲気を楽しめる展示になっています。

私はお昼頃に伺ったのですが、その日は天気が良く、大きな窓から差し込む光と窓から眺める庭やテラスの照明が美しくて魅了されました。
日が沈む頃はきっとまた異なる趣なのでしょう。機会がありましたらぜひ。

9月28日　重本景子

ローズウッドのセティをご紹介いたします。
繊細なインレイが美しいお品は1910年代のもの。
脚元はテーパードレッグですっきりとし、優雅な佇まいです。
通常のセティより少し小ぶりなのも可愛らしいところ。

座面はフランスのQUENIN(カナン)というブランドの生地で張り替えました。
カナンは1865年、フランスのリヨンで創業した老舗のメーカー。
ベル・エポックのパリの華やかな時代を彷彿とさせるコレクションから、
幸福感溢れる花模様の美しい生地を用いました。
可憐な意匠がぎゅっと詰まったセティで、
ゆったりとした時を過ごしてみてはいかがでしょうか。

301-P-0217　セティ 1910年代　ローズウッド　詳細はこちらへ！

9月27日　東海林　亮二

今回はお薦めの1台をご紹介します。
1930年代、ウォールナット材のビューロー。

小ぶりなサイズに使い勝手の良い実用的な家具です。
鮮やかな杢目が目を引くフラップや、収納も十分な引き出しが3はい。

サイズは小さめですが、フラップを開くと天板は広々としており、
ノートパソコンを置くのにもちょうど良さそうです。

9月26日　岡田明美

オープンして2週間 経ちました。
少しずつ青山にも慣れてきた様な、そうでもない様な・・・

オープンに際しては、たくさんのお花を戴きました。
一時期、店内外は「花屋か!!!（華やか）」な空気に包まれ、
スタッフ一同癒されました。

全てご紹介は出来ませんが、皆様ほんとうにありがとうございました。

9月24日　白水萌菜美

青山への移転オープンに伴い、目黒の頃から比べると
結構至る所が変わっていたりします。
例えば、GEOGRAPHICAのロゴも変わったのですが、
皆様お気づきになりましたでしょうか…！

大幅な変更ではないのですが、文字のフォントが変化しております。
比べてみると分かりやすいかもしれません。
（上が以前のロゴ、下が新しいロゴです）

全体の構成はそのままに、全体に細身且つ文字に飾りが付いて
よりクラシックな出立ちになりました。
あとは色も前のものが茶色なことが多かったのですが、
今回はシックに黒色で統一しました。

それに伴ってSNSのアイコンや封筒、
ショッパー諸々も一新されています！
中でもSNSアイコンは見かけることも多いかと思うので、
そこで気づいてくださった方もいらっしゃるのではないでしょうか？

気づいてもらえたら嬉しいです！

9月23日　大曲 美生

南青山・骨董通りにジェオグラフィカが移ってきてから10日ほど経ちました。
お店のまわりのエリアをまだ遊び尽くせておらず、
お客様からおすすめのランチスポットや楽しいショッピング情報を教えていただくことも。

オープン以来初めての定休日、
これまで行ったことのない場所にトライしてみようと、
お店の近くにある「ヨックモックミュージアム」に行ってみました。

あのお菓子のヨックモックグループが運営している、
2020年に開業したまだ新しい美術館です。
ピカソのセラミックコレクションを展示しているとのことで、
ピカソといえば絵画作品しか知らなかったので、
セラミック作品がそんなにあるということがまず驚きです。

小さな美術館ですが、ピカソらしさ満載、
ピカソじゃないと描けない！という絵付けや独特の造形のセラミック作品が集まっていて、
見応え抜群でした。
特に身の回りの鳥や魚、また闘牛も好きなテーマだったとのことで、
動物たちをテーマにした作品が多かったのが印象的です。
静かな空間でじっくりと作品に向き合える環境もとても心地よく、
やきもの好きとしてはまた新たな世界に出会えた喜びを感じることができました。

ジェオグラフィカから歩いて5分ほどですので、
お店にお越しの際はぜひヨックモックミュージアムにも行ってみてくださいませ。

9月22日　須田涼子

青山店にはインテリアをより美しく、彩りを添えるアンティークのチェアーがたくさん入荷しています。
アンティーク家具の中でもそれぞれの個性が一際煌るチェアーやソファー。張り替える生地を選ぶ際にはその個性を最大限に活かせるよう、装飾や年代を考えながら一点一点選んでいます。
今回はファブリックメーカー様の各ショールームへ出向き、イギリスやフランス、ドイツなどの海外ブランドを中心に、触り心地の良いベルベットや印象的なファブリックなどを沢山選びました。
いくつかお勧めをご紹介いたします。

まずはこちらのイージーチェアー。

1890年代、ヴィクトリアンのイージーチェアー。
優美な彫刻装飾と、ウォールナット材の滑らかな木目を活かした曲線的なフォルムが魅力です。
ファブリックは触り心地の良いチャコールグレーのベルベット生地で張り替え、シックな印象に仕上げました。
見た目の美しさだけでは無く、ゆったりとした座り心地も良いチェアーです。

続いてはこちらのサイドチェアー。

1910年代、エドワーディアン期のサイドチェアーはくびれた背もたれのフォルムや立体感がエレガント。
使用したファブリックは1865年創業のフランスメーカー『QUENIN』の織り生地。19世紀末から先鋭的なデザインと織りの技術でオートクチュールや高級家具業界で広く認められているファブリックメーカーです。伝統を継承しながら、新しいテキスタイルの魅力を伝え続けています。
小花柄の可憐なデザインと上質な生地の質感が融合しクラシックな輝きを放ち、贅沢に施されたレリーフも美しくオーラを放ったチェアーです。

最後はこちらのナーシングチェアー。

左右にツイストが配された、背のデザインが一際目を引くウォールナットのナーシングチェアー。
ファブリックはオリジナルと同様に、中央を柄生地、左右をベルベット生地で張り替えました。
中央のコットンベルベットの柄生地は、小花が描かれ愛らしくも印象的。
クラシカルな美しさを纏うひと品です。

他にも青山店にはたくさんのチェアーがございます。
ぜひお越しくださいませ。

9月21日　重本景子

新店舗でもオーダーの額装を承っております！

目黒店舗で人気のありました額装のご注文。
リピートしてくださるお客様も多くいらっしゃいました。
新しい店舗でも継続のお声をいただいておりましたが、青山店でも額装は継続しております！

カウンターに整然と並ぶフレームサンプル。

そして、なんとフレームサンプルのために製作した壁面什器！
実は目黒店の２階の壁を活かして製作しております！！

お持ちの絵や作品を素敵に額装してみませんか？
新作フレームを加えて、ご注文お待ちしております。

9月20日　東海林　亮二

オープンから1週間経ちました、誠にありがとうございます。

この度は、新しくオープンした当店にご来店いただき、心より感謝申し上げます。
日頃より温かいご支援をいただき、無事に1週間を迎えることができました。これもひとえに、お客様のおかげです。

多くのお客様にご来店いただき、スタッフ一同、大変嬉しく思っております。
お客様からの温かいお言葉が私たちの励みとなりより一層お客様にご満足いただけるよう
日々精進しております。

今後とも、お客様にご満足いただけるよう、より良いサービスの提供に努めてまいりますので、
変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

9月19日　岡田明美

青山店、openから一週間が経ちました。
連日たくさんのお客様に来て頂き感謝です！

さて、GEOGRAPHICA AOYAMAでは初めての制服導入となりました。

スタッフが自ら言うことは無いのですが、、、
お客様と話していると
『あれ、制服なの？？』と気付いて頂くことが多いです。

その時のリアクションはスタッフ全員、ほぼ同じです・・・
近くに別のスタッフが居ればユニゾンでお目にお掛けします。

制服に気付いたら、是非お声がけくださいませ！

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今回の制服はこんなイメージ。
あくまでも、画像はイメージです www

9月17日　白水萌菜美

おひさしぶりです！
青山店オープンに合わせてスタッフブログも再開いたしました！
相変わらず私の担当日は細々とした近況報告が多くなるかと思いますが、
またお付き合いいただけますと嬉しいです。

骨董通りにオープンしたジェオグラフィカ青山店は、目黒店と比べるとクラシックな佇まいとなっております。
SNSでは時々チラリとお見せしていましたが、外観や内装にも随所にこだわりポイントが
ありますので、是非お越しの際はそちらもご覧ください！

個人的なお気に入りは外観の真鍮文字と扉部分。
看板右端に住所番号が入っているのが英国老舗店らしい佇まいを
醸し出しているように見えませんか…！

扉の取手部分は4月にスタッフで買い付けに行った際に訪れたお店から取り寄せたもので、
ヴィクトリアン様式を模したデザイン。
扉下部は家具でも用いられるレイズドパネルになっているのもポイントです！
実はこのレイズドパネルも自社の家具修復担当のスタッフが作ってくれたものなのです…！
渾身の扉、是非見ていってくださいませ！

他にもお伝えしたい箇所はたくさんあるのですが、それはまた次の機会にお話しできればと思います。
改めてこちらでもまたよろしくお願いいたします！

9月16日　大曲 美生

9月12日に骨董通りに新店舗をオープンして早5日目！
まだまだ厳しい残暑の中、連日多くのお客様にお越しいただいております。
心より感謝申し上げます。

新たな場所、新たな家具、新たな気持ち…
さまざまな面でリフレッシュして再出発したジェオグラフィカですが、
新たなコラボレーションとして、
あのサリータッセル様にオリジナルタッセルを作っていただきました！

南青山にスタジオがあるサリータッセルさん。
これまでもイベントの際などにタッセルやクッションを販売させていただいていましたので、
ジェオグラフィカのお客様にはお馴染みですね。
百貨店の英国展にもいつも出展されているので、ご存じの方も多いかと思います。
今回、ご近所さんになったということで、
打ち合わせを重ね、素敵なタッセルを5色のバリエーションで作っていただきました。

いずれも上質なシルクの糸を使い、さらさらと気持ちのいい質感です。
複数の色を組み合わせているのでふわっと揺れたときに表情があり、
とても美しく上品。
アンティーク家具には鍵がついているものが多いので、
鍵につけてアクセントにしたり、
おカバンにチャームとしてつけても可愛いですよね。

ご来店の際はこちらもぜひご注目ください！

9月15日　須田涼子

ジェオグラフィカ青山店、初日より多くの方にご来店頂きありがとうございます！
個性豊かで印象的なアンティークが沢山詰まった店内で、ゆったりとした時間をお過ごし頂けますと幸いです。

オープン記念として、家具をご購入の方先着100名様にオリジナルトートバッグをプレゼントしています。
家具の他にもアンティーク雑貨や照明、タッセル、クッション、額絵等魅力溢れる品々が沢山ございます。

皆様のご来店をお待ちしております。

9月14日　重本景子

ジェオグラフィカ新店舗が南青山骨董通りにオープンいたしました！
新しい街でいよいよ出発です。

イギリスでスタッフが買い付けてきたアンティーク家具や小物の数々、初お披露目のアイテムが多数ございます。
この日に向けてひとつひとつ丁寧に修復された家具たち。
アンティークらしさ溢れる意匠が素晴らしいもの、なかなか見かけないレアなもの、探していたサイズなど、
素敵な心ときめくアイテムを探しにぜひご来店ください！！

9月13日　東海林　亮二

初日より沢山のご来店誠に有難うございました。

この度はお陰様で新店舗をオープンさせて頂く運びとなりました。
これもひとえに皆様方のご支援の賜物と深く感謝しております。

長い年月を経たアンティーク家具は、一つ一つに個性があり、物語を秘めています。
お客様に、そんな素敵な家具との出会いのお手伝いができれば幸いです。

皆様のご来店をお待ちしております。

ジェオグラフィカ 、本日より再始動です！

9月12日　岡田明美

2月29日の目黒店の閉店より約半年。
大変お待たせ致しましたが、本日青山 骨董通りに『GEOGRAPHICA AOYAMA』として
21年目の再始動となります。

”Antiques & Intelligence"をコンセプトに、新たな店をオープンできました事を
ご報告すると共に変わらずのご愛顧いただける事を願っております。

皆様のご来店をスタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。