1900年代、希少なローズウッド材で製作されたミラーバックサイドボードです。
曲線と直線が見事に融合し、優美さとシャープさを兼ね備えたデザイン。
扉や幕板、パネル等に施されたインレイ細工は非常に細やかでクオリティの高い仕上がりです。
またコラムには彫刻が配され華やかさをプラスしています。
大型の家具にはなりますが奥行きが浅めな点も魅力の一つ。
使用されているフィッティングやギルディングも美しく、全体の良いアクセントなっています。

＊横幅の大きな家具ですので搬入経路をご確認ください。

側面から。

背面から。

センターミラーは八角形。全体随所にインレイが施され、どこから見ても美しい仕上がりです。

サイドにはミラーと飾り台が上下に二つ配置されています。

インレイの華やかさもさることながら、上部アーチ上のモールディンングも滑らかで美しい仕上がり。
随所に曲線が用いられていることで大きさに対してあまり圧迫感を与えず
柔らかな佇まいとなっています。

サイドにも厚みのある彫刻が彫られています。
細部に至るまで作り込まれている様子が伺えますね。

飾り台台座部分は半円の形状。
直径約200mmなので小さな燭台などをアクセントに飾っていただくのもおすすめです。

地には深みあるワインレッドの生地を張り、縁には同色のブレードを廻しています。

コーニスにはデンティルの意匠が施されています。
その下には貝を思わせるインレイの装飾が。

インレイには薄いベージュから焦茶まで複数の色が用いられ、より繊細な仕上がりになっています。

艶やかな光沢のある天板にはローズウッドの豊かな濃淡で美しい木目がよく表れています。

下部分は中央にキャビネット、サイドに収納と飾り棚が配置されています。

幕板部分にも細やかなインレイが。モチーフも上下で統一性があり、一貫したデザイン性が伺えます。

側面にもインレイが。幕板下部分滑らかなラインも美しいですね。

コラムに入っている彫刻のラインは光に当たるとより陰影が強調され華やかな佇まいに。

挽物部分にも彫刻が加えられています。

サイドにある飾り棚の内側部分。外周のみでなく内側にも掘り込んである彫刻です。

両サイドにあるボックス型の収納。一際細やかなインレイが目を惹きます。
蝶番も大きく華やかで、装飾としても美しい仕上がりです。

収納部分。中は広く、使い勝手も良好です。

中央のキャビネットは背面ミラー付き。
扉四角のインレイやベロアの生地が張られた棚板など、趣高い仕上がりです。

脚元。手前の脚にはラインが入っています。

以下サイズ詳細です。

W1780 x D400 x H2060(1020+1040)(mm)
センターミラー：W650 x H620(mm)
サイドミラー：W160 x H540(mm）

①W465 x D285 x H470(間口H380)(mm)
②W440 x D295 x H330(mm)
③上段：W725 x D290 x H440(間口H350)(mm)
下段：W725 x D290 x H350(mm)