1910年代、マホガニーのグラスキャビネット。
上部がガラス扉、下部がパネルと引き出しになっていて、見せる収納と隠す収納のどちらも兼ね備えた機能的なひと品。
エドワーディアンらしい繊細なインレイ細工が施され、桟のデザインも印象的です。

多様な収納を備えた便利な家具でもあります。

自社工房にて丁寧に修復いたしました。

サイドから。

背面もきれいに修復済みです。

ガラス扉の幾何学的な木桟がクラシック。

トップにはデンティルと呼ばれる飾りが付いています。

3段の棚収納。高さ調節はできませんが棚を外すことは可能です。

中天板の縁にインレイ装飾があり、ちょっとした工夫ですが洗練された佇まいを生み出しています。

下段は隠す収納。観音開きの扉には古代ギリシャ・ローマ風のインレイ装飾があしらわれています。

広い収納になっているので、嵩張るものもしまうことができますね。（サイズ詳細は一番下へ）

一番下には引き出し収納。真鍮の引き手金具がデザインとしても全体を引き締める役割をしてくれています。

引き出し内部も修復済みです。

まっすぐ伸びるテーパードレッグは繊細ですっきりとした印象。

サイズ詳細は下記の通りです。