1930年代、マホガニーのミュージックキャビネット。
元々は楽譜を入れるためのキャビネットとして製作されました。
楽器等の音楽を奏でるための空間はお客様を迎える贅沢なしつらえのため、その空間に相応しいようミュージックキャビネットも装飾的で贅沢なデザインのものが多く造られました。
こちらのミュージックキャビネットも優美な曲線を描くトップの装飾やガラスを縁取る意匠等、
小振りながらも美しい仕上がり。
インテリアに華を添えるひと品です。

扉の中は棚板が1枚。ほぼ２分割の高さに設置してあります。
棚板は外せるので背の高いものを収納したりも可能です。

下段のセンターにある縦の仕切りはレコードを収納するためのものですが
ファイルや大きめの書籍などにも実用的にお使い頂けます。

サイドです、スッキリしたフォルム。

背面です。綺麗に塗装が入っています。

トップパーツはブロークンペディメント。
アンティーク家具お馴染みのアカンサスの葉の彫刻が施してあります。

天板も丁寧な修復によりマホガニーの木目と艶が蘇りました。

扉のガラスの形は天板のコーナーと同じシルエットになっていますね。
小さな拘りポイントでしょうか？

扉は鍵での開閉になります。

脚はシンプルなカブリオールレッグ。

各所のサイズになります。