1910年代、オークのサイドボード。
植物やフルーツモチーフの意匠や曲線が効果的に用いられ、アール・ヌーヴォーの影響を感じさせるデザインです。
収納力が高い点も魅力です。

自社工場にて木部や塗装の修復を行いました。
引き出しや扉の開閉もスムーズです。
扉には鍵が掛かります。

サイド

後ろ姿

植物や果実が生き生きと施された地堀彫刻が印象的、装飾のクオリティが高く、細部まで美意識が行き届いたデザインです。

左右のコラムがアクセントに。

オークの杢目がよく現れた天板も魅力的。

収納部分には、真鍮製のフィッティングが全体のアクセントとして用いられています。

パネル扉のレリーフも見事な仕上がり。

扉内部は向かって左側が棚板一枚、右側が細かく仕切りが配され、整理整頓しやすいデザインです。

ボトルラックの名残もございます。

サイズは以下の通りです。

引き出し内寸(mm)：W655 D410 H110 ＊左右ほぼ同サイズです。

各棚のサイズは以下の通りです。
①：W800 D450 H260
②：W800 D470 H265
③：W610 D450 H120
④：W305 D440 H195
⑤：W305 D440 H200
⑥：W270 D395 H210(ボトルラック用引き出しの内寸)