1910年代、オークのブックケース。
オーク材では珍しくインレイ細工が扉に施され、アーツ＆クラフトならではの美しく丁寧な装飾です。
ガラス扉のデザインもユニークで目を引きます。
収納力にも優れ、美しさと使いやすさを兼ね備えた優秀なブックケースです。

＊背が高く、分解できない家具ですので搬入経路をご確認ください。

自社工場にて木部や塗装の修復を行いました。

奥行きが浅めで、大きさの割に圧迫感が少なく感じられます。

後ろ姿

曲線と直線が融合した、ガラス扉のデザインが印象的です。

潜水艦の窓を想起させる丸いデザインがポイント。

鉛で縁取られた扉のデザインはアンティークらしい風格を感じさせます。

ガラス扉には鍵が掛かります。

扉向かって左側の上下にはストッパーが付いています。

比較的細かく棚板の高さを調整可能です。

パネル扉にはオークの家具では珍しいインレイ細工が施されています。
手仕事による細やかな美しさを感じられます。

アール・ヌーヴォーの影響を感じるデザインが良いアクセントに。

見せる収納と隠す収納を兼ね備えたデザインで、整理整頓もしやすそうです。

下扉にも鍵が掛かります。
上扉と下扉共通の鍵×1本付きです。

下扉の向かって左側にもストッパーが付いています。

安定感のある脚部デザイン。
細部まで美しくデザインされ、全体的に統一感のあるひと品です。

サイズは以下の通りです。
＊上扉と下扉どちらも鍵が掛かります。共通の鍵×1本付きです。

棚受け用の穴は、天井から約230mmの所から始まり、約30mm間隔で26箇所開いています。
一番下の穴から底板までは約90mmです。

下扉内寸：W840 D300 380(mm)