1820年代頃、ジョージアンのボックス。元々はティーキャディとして使用されていたものの内部にクロスを貼り、小ぶりで美しい収納ボックスとして仕上げました。
木目が魅力的なローズウッド材に繊細なインレイ細工がポイントで施され豪華な造り。
ティーキャディの名残である中蓋も凝ったデザインとなっており、小さいながらも細部まで職人の美意識を感じられる逸品です。

クラシックで凛とした佇まい。

自社工房にて修復し、当時の輝きが戻りました。

非常に繊細なインレイ装飾。見入ってしまう美しさです。

フチの波打つ装飾には長い年月が刻まれています。

鍵穴の周りにも流麗なインレイ。専用の鍵が１本付属します。

蓋を開けると中蓋がふたつ。

もともとはティーキャディーとして、2種類の茶葉を分けて入れていたものですが、内側に赤いベロア生地を張って、様々な小物を収納できるケースとして仕上げました。

中蓋にも細いライン状のインレイ装飾が。洗練された技術とデザインです。

底面の四隅にフェルトを貼ってあります。

サイズ詳細は下記の通りです。