1910年代、ビーチ材のロッキングチェアー。繊細な挽物や彫刻が組み合わされた美しいデザイン。座面が緩やかに揺れるゆったりとした座り心地をお楽しみいただけます。

生地はウィリアム・モリスのMarigoldで張り替えました。マリーゴールドは1875年にまずは壁紙、その後ファブリックとしてデザインされました。柳の葉の地模様にマリーゴールドが渦巻いているパターンが繊細に描かれています。

生地は落ち着いた赤色、アンティークの深みのあるビーチとの相性も良いです。

トップやアーム部分にも生地が巻かれ、座り心地がより良い仕様に。

生地のマリーゴールド。柳の葉の字模様にマリーゴールドが渦巻いているパターンです。
程よく様式化された植物で埋め尽くした地模様の上に、メインモチーフを大胆にリピートさせて全体の調和を生み出す、モリス初期のスタイル。

アカンサスの彫刻との相性も良く、彫刻は透け感のある軽やかなアクセントに。

背のサイドはバーリーシュガーツイスト。
アンティークでは人気の定番デザインを取り入れています。緩やかな陰影をもたらす美しいツイスト。

マリーゴールドの柄が華やかでありながらも同一色でまとまっているのでしっとりとアンティークに馴染みます。

縁も馴染みの良い渋い真鍮色の鋲で留めました。

幾何学的な円形モチーフのアクセント。
個性が光る遊び心を感じさせます。

パーソナルチェアーとして素敵な時間をともに過ごすのにおすすめの座り心地。
読書やティータイム、テレビを見たり、ゆらゆらと揺れながらお楽しみください。

脚の接地面は固定で、その上で揺れる構造です。
脚まわりにも贅沢にツイストの意匠が取り入れられています。

背面

サイズ(mm)
W680 D810 H1,010

SH400 座面トップで計測