1920年代、マホガニーのコーナーチェアー。曲線的で優美なフォルムのチェアーです。
背トップに配された植物モチーフのレリーフや中央の透かし彫りなど印象的な装飾が随所に用いられ、華やかでクラシカルなひと品です。

コーナーチェアーですが、全体のフォルムはタブチェアーに近いです。

サイドです。
全体のカーブが背中を優しくホールドしてくれます。
アームの高さもシートから26cmと絶妙な高さです。

背面

とにかく背のデザインが秀悦ですね。
カーブした背もたれのトップに付いた飾りと中央にあるオーバル型のリングの周りには
アンティーク家具の文様としてお馴染み、アカンサスリーフが配されております。

シートは刺繍感のある上品なダマスク柄生地で張替え、ブレードはブラウン系の物で縁取りました。

脚のデザインはカブリオールレッグ。
アンティークチェアー基本のクィーンアンスタイルに多用されるデザインですが、こちらのチェアーは
「フレンチカブリオール」と呼ばれる物で少し高脚になった女性的なカブリオールレッグとして
人気のあるデザインです。

脚の先にも彫刻が入っていてエレガントですね。

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