1910年代、オークのホールチェアー。
杖を持った聖人が配されたアンティークならではの風格溢れるチェアーです。
左右対象に施された植物モチーフのレリーフはトップから脚先にまで、丁寧に仕上げられています。

ホールチェアーとは客人を迎える場所に設置し豪華な空間を演出するために作られたクオリティの高い椅子の事。
こちらのチェアーも、芸術性の高い上質なひと品です。

座るための椅子ではなく、見せるための椅子ではないかと？思うほどのクオリティの高さです。

サイドのフォルムです。
パネルとコラムがピタリと重なり見事です。

背面です。

座面以外の場所にはこれでもか！と言うくらいの彫刻が。
ジャコビアンスタイルが際立ちます。

パネルには聖人が彫刻されています。
教会のホールなどの為に製作された物かもしれません。

左右のコラムはしっかりブルボーズ。
聖人の表情は勿論の事、足元の羊の表情も豊かです。

シート下の幕板にも綺麗な彫刻がありますね。

各所のサイズです。