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ジェオグラフィカのアンティーク家具は基本的にシェラックニスで仕上げられています。
シェラックニスの原料のシェラックとは、南アジア、東南アジアに広く生息するラックカイガラムシが豆科・桑科の樹木に寄生して樹液を吸い、分泌した樹脂状物質を精製しアルコールに溶かしたものです。無味無臭で人体に無害であり、広く食品や、化粧品の艶出し剤、コーティング剤などとしても使われています。
シェラックニスは乾燥が早く、塗膜を極めて薄く仕上げることができ、塗装を重ねることによって深みのある光沢を発現させられることなどから、木材の特質、風合いを大切にするアンティーク家具の修復塗装には最適とされています。
十分に乾燥がなされた上質なシェラックニスは塗膜が硬く、耐摩擦性、耐油性、耐水性、耐久性に優れた天然塗料で、古くから名工のヴァイオリンなどの仕上げにも用いられています。
しかし一方で作業効率が悪く塗膜の均一化が難しい為に、現在はその多くを石油系のラッカーやポリウレタン系の塗料に取って代わられていますが、それらの塗料はいずれも塗膜が厚くなり木材本来の風合いは減じてしまいます。
ジェオグラフィカではアンティーク本来の風合いを大切にする為に、伝統的なシェラック塗装を基本に、更に薄く、更に強いシェラックニスを自社で開発し高度な塗装技術の下に使用しています。
日本の四季、日々の気温や湿度の変化に合わせて微妙に配合を変え、使用する溶媒も無水蒸溜アルコールを使用し極力不純物を排除し、常に新鮮なシェラックニスで塗装を行うことで美しい仕上げが保たれています。
シェラックワックスはそんなシェラック仕上げのアンティーク家具の日常的なお手入れのために特別に作られたワックスです。
シェラック塗装の家具の汚れ落し、保護、ツヤ出しに優れた効果を発揮します。
磨き込むことによって、艶やかな手触りをもたらし、本来の素材の特性を復元します。
また、特殊な製法で配合された植物樹脂成分は塗り重ねることによって耐水性を著しく向上させますので、日常的なアンティーク家具の使用に安心感をもたらします。
原材料は最高級のカルナバ蝋と蜜蝋、植物樹脂、亜麻仁油、精油などの天然素材のみで、テレピン油などの揮発油、石油系のパラフィンワックスは一切使用しておりません。
*ジェオグラフィカのアンティーク家具は木の質感が損なわれないよう伝統的な方法で塗装を施してあり、防水加工等は施してありませんので、水拭きや熱いもの、濡れたものを直接塗面に触れないようにし、コースターやテーブルクロス、マット等をご併用頂く事をお勧めいたします。
また、アルコール系除菌クリーナー等のご使用はおやめください。
シェラックワックスをベースにオイルステイン(着色剤)を加えたステインワックスは、ちょっとした小傷を目立たなくするのに便利です。
ダークオーク色、アンティークマホガニー色の2色のバリエーションございます。
《ダークオーク》は暗めのアンティークのオーク系の家具に最適な色味です。
《アンティークマホガニー》は赤みのあるマホガニー系の家具に最適な色味です。
*木地に達するような深い傷には効果はありません。
色付きのため拭き取りを十分にしないと衣服などへの色移りの可能性がございます。
まずは家具用ワックスと柔らかい布を準備します。
使用する布はタオルのような起毛地ではなく、Tシャツなどに使われているメリヤス地がおすすめです。
伸びの良いワックスです。
少量を柔らかい布に取り木目に沿って伸ばすように塗ってください。
シェラック塗装を施された天板などの耐水性を高めたい場合は、初回の塗布の際に多少多めに布などに取り、くるくると円を描くように全体にまんべんなく塗りこみます。
Point!
10分~20分ほどそのまま馴染ませます。
しっかりと木肌に馴染ませたら、ワックスの付いていない綺麗な布で拭き上げていきます。
木目に沿って、磨くようにして丁寧に拭き上げましょう。
完成!
シェラックワックスは塗り重ねる事によりオリジナルの塗装を補い、塗膜をコートしていきますので、更に耐水性が向上します。季節の変わり目や、乾燥が気になり始めたらお手入れを始めましょう!