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あったか紅茶フェア−2021
Tea Detective
-紅茶探偵-
2021.1.30 SAT ~ 2.28 sun
GEOGRAPHICA毎年恒例、紅茶フェアーの季節がやってきました!
今年のテーマは“Tea Detective-紅茶探偵-”。
歴史とロマンに溢れた紅茶の世界に迫ります。
店頭では期間中だけの特別コーディネートを展開。
紅茶を愛する一人の探偵、その思索に溢れたプライベートルームを演出します。
探究心をくすぐるロマン溢れる空間で奥深い紅茶の世界に思いを馳せてみてください。
ティータイムに活躍する家具が10%OFF!!
ティーテーブルやケーキスタンド、トローリーなど、
英国直輸入、丁寧に修復を施された美しいアンティーク家具の数々から
日常を彩る特別な一品を見つけてください。
カップや銀器などの定番のティーアイテムはもちろん、
人気のバーレイやウィリアム・モリスのティー小物も入荷いたします。
大事な人と過ごす時間、自分だけの至福の時間、
それぞれのシーンに合わせたお気に入りのコーディネートをお楽しみください。
当店でも愛される人気の紅茶に加え、
GEOGRAPHICA初お目見えのティーブランドも新入荷!!
紅茶のお供に欠かせないクッキーやジャムも多数ご用意いたします。
【特別開催】
松本里美銅版画個展
『柳ホテル ミステリーツアー』
2021年1月30日(土)〜2月28日(日)
銅版画家・松本里美さんの代表的な仕事の一つでもある《柳ホテル》シリーズ。
" Blue Willow "の物語から浮かび上がるミステリアスな人間模様の行方とは…?
薫り立つ一杯の紅茶が観る者を青白に彩られた世界へと誘う、ジェオグラフィカ待望の特別個展nです。
詳細はこちらをご覧くださいませ↓
【重要】緊急事態宣言発令に伴う対応について
弊店では東京都のガイドラインに基づき感染症対策を行なっております。
ご来店のお客様におかれましては、引き続き以下の点にご協力いただけますようお願い申し上げます。
topic1
現在では紅茶大国として知られるイギリスですが、「茶」との出会いは17世紀頃に入ってからの事でした。
東洋貿易が本格化した大航海時代、西洋でも香辛料やシルクと共に茶の存在も知られるようになり、
その未知の飲み物は驚きと憧れをもって迎えられます。
その後イギリスならではの社会背景や技術の進歩に後押しされながら、
現在につながる独自の紅茶文化が花開いていきました。
東インド会社の台頭
喫茶習慣のはじまり
上流階級から大衆へ
point1
アフタヌーンティーの始まりは?
午後3時から5時ごろに軽食と共に紅茶を飲むアフタヌーンティーの習慣は19世紀後半に始まりました。それまでのイギリス貴族の食生活と言えば、朝にたっぷりとした食事を摂り、夕食は観劇や社交を終えた21時頃、その間は軽食のみであったために空腹に悩まされる事が多かったようです。そこで、第7代ベッドフォード公爵夫人のアンナ・マリアが提唱したのが午後のティータイムの時間です。お腹事情を解決する新たな食事習慣は、やがて客人をもてなし歓談を楽しむ、貴婦人たちの優雅な社交の場として発展していったのでした。
point2
ボストン・ティーパーティー事件
point3
酒よりも紅茶を!
産業革命の時代、社会の発達の裏で労働者階級の人々は苦しい生活を強いられていました。その頃社会問題となっていたのがアルコール依存症です。飲酒による生産性の低下を避けるため、政府が主導する形で「禁酒運動」が繰り広げられます。
お酒の代わりに推奨されたのが紅茶です。当時は工場主が休憩中の労働者に酒類を与える事もありましたが、それは紅茶へと取って代わりました。紅茶は労働者たちの憩いの場でもあったパブでも提供されるようになり、仕事終わりの夜のティータイム習慣の誕生へとつながりました。
topic2
紅茶家具の発展
東インド会社による東洋貿易が本格化した17世紀ごろより、
イギリスにはアジアから様々な工芸品や家具が輸入されるようになりました。
キャビネットやチェスト、椅子やテーブルなど、
その目新しく美しい品々はイギリスの家具産業にも大きな影響を与えます。
中でも茶の習慣が一般市民にまで浸透してくると、
ティータイムを充実させるための様々な家具が発達していきました。
上流階級級の貴婦人の間でお茶会が盛んに開かれるようになると、そのための特別なテーブルが作られるようになりました。比較的取り入れやすい家具であるティーテーブルはやがて一般市民の間でも用いられるようになり、そのデザインも多様になっていきます。
貴族の応接間で使われていた大きめのテーブルの他、小さな屋敷ではその空間に合った小ぶりの物が使われ、ケーキスタンドやトローリーとともに楽しまれるようになります。ティーテーブルの中にはキャスター付きのものも見受けられますが、スペースが少ないお部屋の中で、移動しやすくするための工夫です。
アフタヌーンティーをより洗練されたものにするティーテーブルは、繊細なインレイや彫刻が施されたもの、天板の形状や脚部のデザインが凝ったものなど、そのヴァリエーションはとっても豊か。アンティークならではの逸品をお探しください。
《CAKE STAND》
《DUMBWAITER TABLE》
《TEA TRAY》
ティータイムを楽しむ時、トローリーとともに活躍するアイテムがティートレイ です。たくさんの茶道具を優雅に効率よく運ぶ際に活躍します。
アンティーク家具同様、ティートレイ の意匠も意外とバラエティに富んでいます。オーソドックスな四角形やオーバル型はもちろん、お豆のようなキドニーシェイプ、装飾的な彫刻が施された豪華なもの、インレイが繊細なもの、真鍮飾りを組み合わせた少し男性的な印象のもの・・・・数ある中からお気に入りの一点をぜひ見つけてください。
《WELSH DRESSER》
"アンティーク家具の中でも重要な存在であるドレッサー。15世紀頃に誕生し、カップボードの上に、お皿やカップアンドソーサーを飾るためのシェルフがついた現在の形になったのは、17世紀後半~18世紀と言われています。
もともとはキッチン用の家具として重宝されていましたが、美しく高価な食器類を飾り、居間などでも使用されるようになります。お皿を飾るための溝や縁が取り付けられているものが多いのも、この家具の特徴です。
612-P-0134
W920 D370 H730+900
1930年代/英国/ウォールナット
¥264,000-(tax in) →10%off ¥237,600-(tax in)
《TROLLY》
005-S-0149
W700 D460 H800
1960年代/英国/オーク
¥151,800-(tax in) →10%off ¥136,620-(tax in)
《SUTHERLAND TABLE》
参考商品
SOLD OUT
《TEACADDY / TEAPOY》
topic3
英国陶磁器の誕生
喫茶の文化が広まりつつあった18世紀前半、ドイツやフランスなどで盛んに国産磁器の生産が進められる中、
陶磁器製作に必要な「カオリン」に恵まれず資金不足でもあったイギリスは
西洋陶磁の発展から出遅れる事となりました。
ようやくその理想に近づく独自の製法たどり着いたのは18世紀半ばになってからの事。
その裏にはそれぞれの窯の長年の研究の末に発見された技術革新がありました。
1.「ボーン・チャイナ」の誕生
東洋からもたらされた喫茶文化の広まりと共に、ヨーロッパ各国は独自の磁器生産に乗り出しました。残念ながら製造に必須の原材料に恵まれなかったイギリスですが、ロンドンのボウ窯が牛の骨灰を用いた柔らかく透明度の高い新たな素地の開発に成功します。
のちに牛の骨(=born)と当時磁器の総称として使われていた「チャイナ」を合わせて「ボーンチャイナ」と呼ばれるようになったこの技術は、英国内で様々な試行錯誤が繰り返され、ようやく18世紀末になりジョサイア・スポードとその息子の2世によって完成されました。
2.「イギリス陶工の父」ジョサイア・ウェッジウッド
高級品だった陶器を庶民にも手が届きやすいものとして実用化させたのがウェッジウッド窯です。貧しい家庭で育った創業者のジョサイア・ウェッジウッドは、独自の研究を重ねた末に美しい乳白色をした「クリームウェア」を生み出します。一部を機械化する事で大量生産が可能になったこの陶器は、それまで食器を手にする事のなかった庶民の間にも広く受け入れられていきました。
また、ジョサイアが生み出したもう一つの偉大な作品が「ジャスパーウェア」です。当時流行していた新古典主義のスタイルを取り入れたこの陶磁器は、古代のギリシャやローマのモチーフを模した美しいデザインでヨーロッパ中を席巻し、今なおウェッジウッドの象徴として世界中で愛されています。
受け皿で飲んでいた?
東洋から入ってきた未知の飲み物であった「茶」。同時にもたらされた美しい磁器は人々を魅了し、当然茶を飲む際にもこの特別な茶器を使います。ただし当時はティーボウルと呼ばれるとってのない茶器。この熱く飲みにくい道具をどのように使うか…。辿り着いたのは「 ボウルの中で砂糖を混ぜ合わせ、ソーサーに移して飲む」というスタイルでした。
ブルー&ホワイトの流行
point3
ウィロー悲恋の物語
東洋に想いを馳せた英国生まれの美しいパターン「ブルーウィロー」もまた定番のデザインとして人々に愛されてきました。柳、二羽の鳥、楼閣、橋など、決まったモチーフが登場するこのデザインには、身分違いの恋に落ちた若い男女の悲恋の物語が込められています。
官吏の娘と父の家来である若者、その二人の逢瀬に腹を立てた父親は娘を身分の高い男と結婚させようとしますが、二人は小舟に乗って逃げ出します。幸せな生活もつかの間、父親が放った追っ手により若者は命を落とし、絶望した娘もまたその後を追ってしまいました。それを哀れに思った神様は二人の姿を鳥へと変え、二羽は寄り添いながら飛び去っていくのです。
point4
フォーチュンカップ
19世紀末、日々の生活で紅茶を楽しむようになった人々の間では「紅茶占い」が大流行しました。茶漉しを使わずに紅茶をカップに注ぎ飲み終わった後の茶殻の模様を読み解いて運勢を占うこの方法は、ティータイムを楽しむ女性達の心を鷲掴みにしたのです。各陶磁器メーカーは紅茶占い専用の「フォーチュンカップ」をこぞって生産し、動物や小物といった占いのモチーフやカードの模様が描かれたそのカップは現代のコレクターの間でも高い人気を誇っています。
point5
トリオ
紅茶大国のイメージが強いイギリスですが、実は一般に飲まれるようになったのはコーヒーの方がはるかに前の事でした。17世紀半ばにオックスフォードで英国初のコーヒーハウスがオープンして以降、ロンドン市内には数千件が軒を連ね、男性たちの社交場として浸透していたそうです。その名残もあり、初期のトリオといえばコーヒー用カップ、紅茶用カップ、ソーサーのセットを指していました。現代のようにカップ&ソーサーにケーキ用のプレートの3点セットとなったのはヴィクトリア時代にアフタヌーンティーが誕生してからの事で、その後ヨーロッパ各国へと広まっていったのです。
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