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「初めてのアンティーク-入門編-」では、デザイン・大きさ・価格等、比較的手軽に取り入れやすいアンティーク家具をご紹介いたしました。
今回はサイズが変えられて機能的、アンティーク家具の中でも不動の人気を誇るアイテム「ドローリーフテーブル」と「ゲートレッグテーブル」を使い方やアンティーク家具の基本的なお手入れ方法と併せてご紹介いたします。
【DRAW-LEAF TABLE-ドローリーフテーブル -の魅力】
①天板を広げたり閉じたりする動作が簡単!
②用途に合わせて3段階でサイズを変えられる!
③デザインが豊富で取り入れやすい!
英国アンティーク家具の中ではもっともポピュラーな伸長式のテーブル「ドローリーフテーブル」。その名の通り、ドローリーフ=DRAW- LEAF つまり「リーフ(拡張天板)を引っ張って」サイズを大きくする構造は16世紀後半に登場しました。両方のリーフを閉じた時、片方のリーフのみを広げた時、両リーフとも広げた時と3段階で大きさを変えられ、使う人数や用途に合わせてお使い頂ける便利さが魅力。日本の住宅事情に合うサイズが多いのも人気の理由の一つです。リーフの広げた方もとっても簡単です。→
ドローリーフテーブルの原型は16世紀後半に登場し、17世紀中頃以降一旦作られなくなりましたが、1900年代に入り折衷様式のリバイバルと共にサイズダウンされたものが作られるようになりました。都市部の人口が増え、住環境が過密になった為、狭いスペースでも有効に使えるドローリーフテーブルが重宝されていたようです。単純な引き出し式の構造に見えますが、片側だけのリーフを引き出した状態でも主天板とリーフに段差が生じず、スムーズに開閉出来る様にレールの角度に工夫が凝らされています。
現代的な構造ながら意外と古い歴史を持つドローリーフテーブル、アンティークらしさと機能性を兼ね備えたアイテムを取り入れてみてはいかがでしょうか。
ダイニングテーブル一覧はこちら→
【Gate-leg Table ゲートレッグテーブルの魅力】
①置き場所に困らない!
②用途に合わせて大きさを3段階で変えられる!
③小さめなスペースでも使いやすく移動がしやすい!
3枚に分かれた天板が蝶番でつながり、収納時には両脇の天板は垂れ下がった状態で、使用時にはその2枚の天板を持ち上げ、それらを支えるために補助の脚がゲート(門)のように開閉し出てくることからゲートレッグテーブル『GATELEG TABLE』の名称がついたアイテム。天板を畳んだ状態だとコンパクトなサイズに、広げればワークテーブルやお茶用のテーブルとしてお使い頂ける優れもの。
小ぶりな程よいサイズのものが多く、一人暮らしや省スペースでも大活躍致します。広げ方は簡単です。→
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④両リーフを広げて完成です!
尚、リーフ天板はスライドさせる脚に乗せて支えている状態ですので、天板を広げたままテーブルを動かすと天板を支えている脚が移動し、リーフ天板が下がる場合がございます。天板を広げた状態で、上に物を乗せたまま移動しないようにお気をつけください。
ゲートレッグテーブルは16世紀後半に登場し、当時はフォーリングテーブル『FALLING TABLE』と呼ばれていました。ゲートレッグテーブルの名称はおそらく19世紀中頃より使われはじめたのではないかと推測されます。
天板をたたんだ時にコンパクトになり、壁際や、ソファ脇にも置いておけるために当時より重宝されたアイテムです。アンティークならではの構造や佇まいも魅力的。
印象的でありながら便利にお使い頂けるゲートレッグテーブルをぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
一人暮らしのお部屋にもオススメです!
お気に入りのアンティーク家具をどのようにお手入れすれば良いのか?気になる方も多いのではないでしょうか。
ジェオグラフィカのアンティーク家具は基本的にシェラックニスで仕上げられています。シェラックニスは深みのある光沢で、アンティークの木材の風合いを活かすのに最適とされる塗装方法です。長くお使いいただく為に、日常のお手入れとしてシェラックワックスをおすすめしております。
シェラックワックスは家具の汚れ落とし、保護、艶出しが出来、磨き込むことで本来の素材の美しさが蘇ります。ぜひ取り入れてみてください。
まずは家具用ワックスと柔らかい布を準備します。 使用する布はタオルのような起毛地ではなく、Tシャツなどに使われているメリヤス地がおすすめです。
伸びの良いワックスです。
少量を柔らかい布に取り、木目に沿って伸ばすように塗ってください。
シェラック塗装を施された天板などの耐水性を高めたい場合は、初回の塗布の際に多少多めに布などに取り、くるくると円を描くように全体にまんべんなく塗りこみます。
POINT!
10分〜20分ほどそのまま馴染ませます。
しっかりと木肌に馴染ませたら、ワックスの付いていない綺麗な布で拭き上げていきます。
木目に沿って、磨くようにして丁寧に拭き上げましょう。
完成!
またシェラックワックスは塗り重ねる事によりオリジナルの塗装を補い、塗膜をコートしていきますので、更に耐水性が向上します。季節の変わり目や、乾燥が気になり始めたらお手入れを始めましょう。
いかがでしたでしょうか?
意外と実用的なアンティーク家具は先人達のアイデアがたくさん盛り込まれ、より生活に寄り添った家具として機能します。さらに、アンティークならではの美しい意匠は、過ごす空間や時間にゆとりを与え、その歴史や背景に触れることで深い愛着が湧いてきます。もちろん現代の私たちの生活にも取り入れることが出来、日常にお使いいだける家具として大活躍します。
アンティークのある暮らしを楽しんでみませんか。
これからアンティーク家具を取り入れたいとご検討されていらっしゃる方へ、ご参考にして頂けましたら幸いです。
第1回《初めてのアンティーク-入門編-》
第2回《初めてのアンティーク-ドローリーフテーブル&ゲートレッグテーブル編-》
※写真はイメージです。※商品は一点ものにつき売約の場合はご容赦ください。