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William Morris
Ancient Lamplight
〜ウィリアム・モリスの優しい灯り〜
【こちらのイベントは終了しました。】
2020.10.10 sat 11:00 〜 11.8 sun 20:00
ウィリアム・モリスが残した美しいパターンの数々は
没後120年を経過した今もなお私たちの心を惹きつけてやみません。
秋のGEOGRAPHICAでは
不変の魅力をもつモリスのファブリックを使ったオリジナルシェードと
イギリスから海を渡りやってきたアンティークランプを中心に
秋の夜長を良質な時に変えるアイテムの数々をご紹介していきます。
私たちの日常に欠かすことのできない”灯り”だからこそ
とっておきの一台を。
宵闇に灯るあえかな光を、暮らしに取り入れてみませんか。
産業革命期のイギリス、その激動の時代を生きたウィリアム・モリス。19世紀を代表するテキスタイルデザイナーであり、また詩人、小説家、翻訳家、思想家としての顔を併せ持つ、近代デザイン史上に大きな影響を与えた人物です。
「役に立たないもの、美しいと思わないものを家に置いてはならない」
有名なこの言葉には、当時の商業主義や機械化による大量生産から粗悪品が出回り、熟練の技や中世から培われた手仕事の美しさが失われてゆくことへの憂いが込められていました。生活と芸術の融合を目指し、クラフトマンシップを蘇らせんとしたモリスは、様々な分野で活躍する職人を集結し、"モリス商会"を設立します。モリスの思想やそのデザインは、今もなお多くの人を魅了し続けています。
No:710-Z-0202
Size:W780×D820×H980 SH480 (mm)
SOLD OUT
Note:1930年代製 / MAHOGANY
"Montreal"は1890年代に、モリスの一番弟子であるジョン・ヘンリー・ダールによってデザインされたカーペットが基となっており、ペルシャ風の花が生い茂る植物の中に咲く様子が描かれています。モリス商会に工房の見習いとして雇われたジョン・ヘンリー・ダールは、その後モリスが社会運動に力をいれるようになってからも工房の監督を引き継ぎ、50年近い年月に渡りアートディレクターとして商会を支え続けた人物です。モリスのスタイルを踏襲しながら"Iris"や"Golden Lily"など多くの作品の数々を残しています。
落ち着いた色合いのこちらは、総柄でもコーディネートしやすいシックな装いです。勿論座り心地も◎
No:610-N-0130
Size:W1,170 × D570 × H1,010 SH450(mm)
SOLD OUT
Note:1930年代製 / MAHOGANY
"Crown Imperial"は1876年にモリスによってデザインされた、特に形式的なパターン。この頃のモリスは、同年代に発表されたSnakeshead然り、インド更紗の影響を色濃く受けています。
チェアー本体は赤褐色のマホガニーが古艶を帯びて、美しい陰影を作り出しています。背もたれの細工にはアーツ&クラフツやアール・ヌーヴォー、脚部にはクイーンアンの要素が加わり、複数のモチーフを巧みに融合し昇華させたエクレクティックなオリジナルのスタイルです。
No:002-P-0105
Size:W570 × D780 × H1,070 SH430(mm)
SOLD OUT
Note:1890年代製 / WALNUT
インド更紗調のプリント生地で、モリスが最も気に入っていたデザインである"Snakeshead"
モチーフとなったフリティラリアの花が左右対称に配され、ドラマティックな幾何学模様が生まれています。
ウォールナット材で構成されたロッキングチェアーは、モリスが生きていたかもしれないヴィクトリア朝末期に製作されました。独特なパティーナ(古艶)を感じられる飴色の木部と、深みのある真紅をベースにしたモリスのデザインが美しく調和しています。
プラットフォームロッカーと言われる、床面に4点脚部が接している安定した造りが特徴的です。
10月21日が何の日かご存知でしょうか。1879年のこの日はアメリカのトーマス・エジソンが実用的な白熱球を発明したという記念すべき日。日本では明かりのありがたみを認識するため、1981年に『あかりの日』として制定されました。今でこそ当たり前の照明器具は19世紀末の偉大な発明によって飛躍的に進歩し、大衆の生活においては必需品から、彩りをプラスするインテリアとして活躍の場を広げていきます。私たちが目にするイギリスのアンティークランプは20世紀に入り作られたものが多く、数多の家具に比べ比較的新しいジャンルではありますが、伝統の技術やデザインをリバイバルしそこに近代的な灯りをのせたハイブリットなツールといえます。単独で使えるスタンドランプは手軽に取り入れやすく、またファブリックシェードとの組み合わせは瞬く間に空間をクラシックに魅せる、言わば魔法のアイテムです。
イギリスアンティークとして多く見られるフロアスタンドは、木製で一本のコラムにベースがついた定番のこのカタチ。形状は同じようなものでも、ひとつひとつ見ればそれが似て非なるものだということが分かります。オークやマホガニー、ウォールナット、または真鍮等の素材の違いから、コラムに施された装飾や彫刻、それを支える特徴的なベースデザイン。多数あるスタイルから、本当にお気に入りの一本を見つけてみてください。ジェオグラフィカではアンティークスタンドとシェードのほとんどは別売りとなっています。カタチはどうか、サイズはどうか、シェードの色はどうか、、自分好みの組み合わせを見つけた時の愛着や喜びは一入です。
もちろん、ジェオグラフィカスタッフもコーディネートのお手伝いをいたします。お気軽にご相談くださいませ。
テーブルスタンドは、コンパクトなサイズでこれからアンティークを取り入れようとしている方にもぴったりなアイテムです。布シェードやガラスシェードなど、シェードによってその印象を変え、移動も容易。生活シーンに合わせたお部屋の雰囲気作りに効果的です。テーブルスタンドのほのかな光源はお部屋を照らすためにあるだけでなく、インテリアとしてのアクセントになり、また心地よい睡眠の導入や1日の終わりのリラックス時間にも役立ちます。小さな体躯で大きな役割を果たすテーブルスタンドを生活に取り入れてみませんか。
日本では高度成長期に蛍光灯が広まり、明るさが平和の象徴という考えから空間をより明るく照らす機能的な照明が主流となりました。天井の照明で全てを照らすという考え方とは異なるヨーロッパや欧米のように、一室多灯が当たり前という意識下では空間作りに於いてまずシェードとのコーディネートを考えるといわれるほど、ランプを”室内装飾”の大事な要素として取り入れています。日本の標準的な明るさに比べ、シェードごしの灯りは確かに薄暗いと言えます。しかし、光があるから陰影が生まれる、その当然の対比があってこそ空間に優しい表情がまた生まれるのではないでしょうか。
19世紀に電球が誕生したことで、強い電球の光を和らげるカバーの需要も急速に高まり、シルクを始め様々なマテリアルを用いて職人がランプシェードを制作するようになりました。
ジェオグラフィカで取り扱っているシェードも職人の手によって1点1点手作業で作られています。使う生地やカタチを厳選し、時間をかけて丁寧に形作られるシェードは、大量生産とは異なる個性が生まれ、1点ずつ異なる趣をもつアンティークスタンドにぴったりとマッチします。
特にウィリアム・モリスの卓越したテキスタイルデザインは、どこをとっても"モリス"であるのに、可愛いらしいものからシックなものまでその種類は多岐にわたります。木製のスタンドと非常によく合い、大胆な色使いも不思議と空間に馴染んでみせるのです。
アーツ・アンド・クラフツというのは1880年頃からモリスが主導したデザイン運動のことで造形芸術運動(Arts and Crafts Movement)と言い、アール・ヌーヴォーや分離派などその後続くモダニズム運動の起源となりました。モリスは産業革命の後、粗悪な日用品に溢れた状況を嘆き、伝統的な中世の手仕事に立ち返ろうとします。芸術的な生活空間を作ることで人々の暮らしの質の向上を図ろうとしたのです。
アーツアンドクラフツ運動の原点となるレッドハウスは、地上の楽園をコンセプトに、建築家のフィリップ・ウェッブらと共に設計されました。中世のゴシックスタイルを模したこの楽園は、当時主流であったヴィクトリアンの住宅と比較すると装飾が少なく一見シンプルに感じられます。しかし、モリスも自ら手がけた室内装飾のほとんどがオリジナルデザインで、よく見ると手の込んだ細工に溢れています。まさしくアートとインテリアが渾然一体となった、アーツアンドクラフツ運動を代表する建築物です。
-Sussex Armchair-
おそらくフィリップ・ウェッブがデザインしたとされ、後にモリス商会で販売される椅子。
Photo By Rictor Norton & David Allen
No:902-P-0250
Size:W1,530 × D540 × H990+750(mm)
SOLD OUT
Note:1900年代製 / MAHOGANY
アーツアンドクラフツの影響を色濃く感じられるサイドボードは、特徴である幾何学的な装飾や植物などの自然的なモチーフが、決して派手すぎることなく配されています。直線的なラインをベースに装飾には生命力を感じられる植物があしらわれバランスよく融合しています。また手仕事を思わせる鋳物の蝶番はストラップ・ヒンジと言われ、中世の時代のドアなどに用いられたアイアンワークで、こちらはコッパーで再現されています。
No:304-P-0058
Size:W880 × D310 × H1,010(mm)
Price:¥145,200
Note:1910年代製 / OAK
シンプルながら職人の丁寧な技が引き立つホールスタンドです。直線的でシンプルなフォルムは、洗練された、というよりは素朴でオーガニックな素材を活かしたデザインとなっています。中央に彫られた大切なモチーフである植物は、その後のアール・ヌーヴォーにつながりを見せる長めの蔦が印象的です。トップは小物入れになっているので、玄関などに置いてさりげなく小物をしまえるのも嬉しいところです。
No:705-U-0151
Size:W1,220 × D400 × H1,820(mm)
SOLD OUT
Note:1890年代製 / MAHOGANY
印象的な幾何学模様のステンドグラスがあしらわれたキャビネットは、まさにアーツアンドクラフツの時代に作られました。袖付きの形状や、ステンドのベースは格子状になっており、モリスも多大な影響を受けたジャポニズムの特徴も感じられます。ルネサンスやバロック、ロココなど過去の様式を混合させた華やかな意匠のものが多いヴィクトリアン様式の成熟期、それとはまた異なる手仕事の美しさを堪能できる一台です。
ファブリックを使ったランプやチェアーに限らず、店頭ではモリスの美しいデザインのグッズや関連書籍も数量限定で販売いたします。お見逃しなく。
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