GEOGRAPHICA

家具のお手入れ

2018/04/26 | 読み物

アンティーク家具を永くお使いいただくためにジェオグラフィカのアンティーク家具は、アンティークとしての風合いをお楽しみ頂くために作られた当時の仕様に近い状態で修理・加工・調整が施されています。
特別難しい事ではありませんが長い間良い状態でお使い頂くためのちょっとしたコツをご紹介致します。

基本は乾拭き

アンティーク家具お手入れの基本は乾拭きです。柔らかい布で丁寧に磨き上げるとそれだけで光沢が違います。 木のささくれに注意し、木目に沿って乾拭きしましょう。

時々ワックスで

乾拭きでは取りきれない表面の汚れ落としや保湿のため、定期的にアンティーク家具用のワックスをかけましょう。 目安は2~3ヶ月に一度、湿度変化の多い季節の変わり目にワックスをかけますが、乾燥しがちな冬はもう少しこまめにかけたほうが良いでしょう。

湿度に注意

無垢材が多く使われているアンティーク家具にとって、極度の乾燥や湿気は大敵です。反りや割れの原因になるだけでなく、家具としての寿命をも縮めてしまう事になります。 季節によって適度に加湿・除湿に気を配り、人にも家具にも快適な環境になる様に心がけて下さい。目安の湿度は55~65パーセント。湿度が高すぎるとカビなどの発生原因になります。

アルコール類に注意

アンティーク家具の塗装にはシェラックニスが使われているものが多いですが、シェラックニスは溶剤にアルコールを用います。そのため、お酒などを家具の上にこぼすと塗装面が反応し溶けてしまう事があります。 十分にワックスがかけられている場合はすぐに拭き取る事で反応を防ぐことができますが、アルコール類を扱う時はクロスやマットなどのご使用をお薦めします。 また、アルコールを含んだ除菌クリーナーなどの使用は塗装に深刻なダメージを与えますので避けてください。