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2026/07/31 | スタッフの日常
7月31日 須田
先日、K-BALLETの『若者と死』を観に行きました。
『若者と死』(Le Jeune Homme et La Mort.)は1946年に、ジャン・コクトーの台本に、ローラン・プティが振り付けをした20分ほどの一幕バレエ。
粗末な屋根裏部屋に住む若い画家が、冷酷な女に愚弄され自死を選ぶというなんとも暗いあらすじですが、私はこの作品を学生時代に映画『ホワイトナイツ』で初めて知り、衝撃を受け、それ以来魅了され続けている作品の一つです。
映画『ホワイトナイツ』では冒頭にこの作品が流れるのですが、主役の伝説的なバレエダンサー ミハイル・バリシニコフが織りなすクリアで美しい動きと劇的な表現に、心が奪われて、冒頭シーンのみを何度も繰り返し観た記憶があります。
驚異的な技術力で難易度の高い振りを飄々と踊る若者役ダンサーのカリスマ性や演劇性もさることながら、バッハの音楽や衣装の魅力も語るに尽くせません。
特に女が印象的。前髪ぱっつんの黒髪おかっぱ頭に鮮やかなイエローのドレス、黒い手袋とアイコニックな出たちです。
ヌレエフ、ル・リッシュ、熊川哲也・・・これまでに錚々たるダンサーのカリスマ性、演劇性を持って上演されてきたこの作品。
パリ・オペラ座のエトワールオニール八菜さんが女役を踊るとのことで、こちらも前々から楽しみにしていたのでした。
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最初にバランシンのジュエルズの『ダイヤモンド全編』とマクミランの『サイドショウ』が上演され、30分の休憩を挟み、『若者と死』の特徴的なセットが組まれます。
歪な形をした、荒廃する屋根裏の画家の部屋。
アンティークの丸スツールやチャペルチェアー、パインテーブル、アイアンベッド、千切れたカーテン。
どれも一見何気なく配置されているように見えて、それぞれの家具に役割があり、興味深いです。
オニール八菜さんは登場シーンの影から鳥肌が立つほどに存在感が凄まじく、想像していた通り妖艶な女にぴったり。
最初から最後まで引き込まれました。
観る事ができてよかったです。
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