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2026/06/21 | スタッフの日常
6月21日 大曲
三井記念美術館で本日まで開催の『ティーカップ・メリーゴーラウンド』展に行ってきました。
岐阜県現代陶芸美術館の西洋陶磁器のコレクションの中から、
19世紀後半〜20世紀半ば頃までの食器や装飾品が紹介されている展覧会です。
東京での開催は本日までで終わってしまいますが、
このあとは備前市美術館、滋賀県立陶芸の森に巡回するそうです。
展覧会ポスターのセンターを占めているマイセンの通称”スノーボール”。
極小の白い貼花がびっしり付いて、バラや小鳥が賑わいを添えているマイセンの有名なシリーズですが、
このポスターのカップ以外にもいくつも出品されていました。
どれもが精巧で上品で華やかで、ずっと眺めていてもまったく飽きのこない美しさでした。
マイセンといえばこのような豪華なお花をあしらった絵柄やブルーオニオンしか知らなかったのですが、
20世紀初めのユーゲントシュティール期には、よりシンプルで、淡いパステル調の色味を使ったシリーズもあったそうです。
こちらはクロッカスをモチーフにした食器セット。
マイセンといえば、ゴージャス!キラキラ!色鮮やか!なイメージばかり持っていたので、この繊細で優しい感じには驚きました。
展示は国ごとにまとめられていて、ドイツ、フランスと来て次はお待ちかねイギリスコーナーです。
ミントン、ウェッジウッド、ロイヤルドルトン、ロイヤルウースターなどなど、イギリスを代表する名窯の逸品が並びます。
中でも印象に残ったのが、ミントンの飾り皿6枚のセット。
縁には透かし彫りが施され、盛り金の装飾で囲われた中央部分には白い陶土を薄く塗り重ねて描かれた天使たち。
このパテ・シュール・パテの技術はフランス・セーブルからミントンにもたらされたもので、奥行きのある透き通るような表現力が魅力です。
煌びやかな中にも静かな美しさがあり、見惚れてしまいました。
ミントンでもまた毛色が違っておもしろかったのが、シノワズリのティーキャディー。
漢字も書かれていて、シノワズリというか中国磁器をそのまま写したかのようなフォルムですが、
鮮やかなターコイズブルーにゴールドのアクセントが効いていて、西洋らしい華やかさも感じられました。
長く受け継がれるものはやはり見るだけで感動するオーラがあります。
できることならすべての食器に触れてみたかったですが…貴重な品々をじっくり見ることができただけでも大満足の展覧会でした。
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