12月6日　須田涼子

買付旅から帰国しました。

出発が遠い昔のように感じるほど怒涛の濃い日々で、帰国してホッとしつつも、やっぱり寂しいような。

今回の買い付け旅でも、イギリスの北から南まで、倉庫やアンティークセンターを周り、素敵なアンティークを沢山買付しました。早く到着してお披露目できるのが今からとても楽しみです。

日々の旅の写真はInstagram (@geographica_anq )でご紹介していますので、ぜひそちらをご覧頂ければと思いますが、個人的な思い出をいくつか。

初めて買い付けに行ったYorkは、歴史に彩られた、物語のような小さな街。買い付けの合間に街のシンボルでもあるヨークミンスターへ訪れ、ゴシック様式の荘厳な建物を見学できたのは良い思い出です。ヨークミンスターは北ヨーロッパで最大のゴシック建築寺院だそうで、627年に建築されてから増改築が繰り返され、現在の形になったのは1472年とのこと。広く高い身廊、アーチ型の窓、大きく精緻なステンドグラス、どこを見ても静謐で美しく、訪れる事ができて本当に良かったです。

ロンドンではアンティーク小物の買い付け先を開拓できたのが良かったなぁと。
小回りが効くので一日に数件周りやすく、各ショップのオーナーさんが想像以上に親切な方が多くて、秘密の(?)お部屋を案内して頂いたり、珍しい品も多く、楽しい買い付けでした。

何より今回はオーナー&営業部長が一緒だったので、各ディーラーさん達とより深くお話しし、更に濃い関係を築くのを間近で見ることができたのが、とても良い経験になりました。
記憶がフレッシュな内に再度渡英する事が出来、より多くの事を学ばせて頂ける貴重な経験になりました。

とはいえ、今回の買い付けでも思い残す事が少しあったり。完璧に満足する事は恐らく無いのでしょう。今回の反省を次回の買い付けへ繋げられたら、と思います。