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2024/10/13 | スタッフの日常
10月13日 大曲 美生
そろそろ朝晩は冷え込む日が増えてきて、紅茶が美味しくなる季節の到来です。
とっておきのティーポットとカップを温めてから、茶葉をきちんと測ってポットに入れたら、
熱々の熱湯を注いで砂時計をひっくり返して静かに待つ…
丁寧に淹れた紅茶はやはり香りが豊かで味もとびきり美味しく感じます。
今回は、紅茶のためにお湯を沸かす、その前に使う、
アンティークアイテムをご紹介させてください。
404-T-0020 ティーキャディー
1830年代 / ローズウッド
¥165,000(税込)
青山店に入荷したばかりのティーキャディー。
ティーキャディーとは、紅茶の茶葉を保管しておくための箱です。
こちらは上質なローズウッドを使った1830年代ジョージアン期のお品です。もうすぐ200歳にもなるのですね!
蓋を開けると真ん中にガラスボウル、左右に中蓋付きの収納スペース。
これはかつて紅茶が貴重なものとして上流階級社会で楽しまれていたころ、
お茶会を開いた女主人自らがお客様の前にこのティーキャディーを出してきて、
2種類の茶葉をガラスボウルの中でブレンドしてお茶を淹れていたものです。
紅茶は非常に高価だったため、家具と同じように鍵がかかるようになっています。
華やかで贅沢なティーキャディーを使っていることが、ステータスのひとつになった時代でした。
***
もう一つ、こちらは1910年代エドワーディアン期のもの。
マホガニー材をベースに、美しい巻貝のインレイが入っています。
こちらも同じくガラスボウルと2つの茶葉収納スペース。
気の利いたお話なんかしながら(それなりに緊張感もあったことでしょう…)、
ゆったりお茶を淹れていたのかしら、なんて想像するだけで楽しいですよね。
404-T-0031 ティーキャディー
1910年代 / マホガニー
¥209,000(税込)
ティータイム以外でもインテリアの一部として楽しむことができるティーキャディー。
紅茶好きの方にはぜひぜひおすすめしたいアンティークです。