GEOGRAPHICA

色とりどりのアンティークチェアー

2024/09/22 | スタッフの日常

9月22日 須田涼子

青山店にはインテリアをより美しく、彩りを添えるアンティークのチェアーがたくさん入荷しています。
アンティーク家具の中でもそれぞれの個性が一際煌るチェアーやソファー。張り替える生地を選ぶ際にはその個性を最大限に活かせるよう、装飾や年代を考えながら一点一点選んでいます。
今回はファブリックメーカー様の各ショールームへ出向き、イギリスやフランス、ドイツなどの海外ブランドを中心に、触り心地の良いベルベットや印象的なファブリックなどを沢山選びました。
いくつかお勧めをご紹介いたします。

まずはこちらのイージーチェアー。

1890年代、ヴィクトリアンのイージーチェアー。
優美な彫刻装飾と、ウォールナット材の滑らかな木目を活かした曲線的なフォルムが魅力です。
ファブリックは触り心地の良いチャコールグレーのベルベット生地で張り替え、シックな印象に仕上げました。
見た目の美しさだけでは無く、ゆったりとした座り心地も良いチェアーです。

続いてはこちらのサイドチェアー。

1910年代、エドワーディアン期のサイドチェアーはくびれた背もたれのフォルムや立体感がエレガント。
使用したファブリックは1865年創業のフランスメーカー『QUENIN』の織り生地。19世紀末から先鋭的なデザインと織りの技術でオートクチュールや高級家具業界で広く認められているファブリックメーカーです。伝統を継承しながら、新しいテキスタイルの魅力を伝え続けています。
小花柄の可憐なデザインと上質な生地の質感が融合しクラシックな輝きを放ち、贅沢に施されたレリーフも美しくオーラを放ったチェアーです。

最後はこちらのナーシングチェアー。

左右にツイストが配された、背のデザインが一際目を引くウォールナットのナーシングチェアー。
ファブリックはオリジナルと同様に、中央を柄生地、左右をベルベット生地で張り替えました。
中央のコットンベルベットの柄生地は、小花が描かれ愛らしくも印象的。
クラシカルな美しさを纏うひと品です。

他にも青山店にはたくさんのチェアーがございます。
ぜひお越しくださいませ。