GEOGRAPHICA

アメリカの印象派

2024/02/10 | スタッフの日常

2月10日 大曲 美生

東京都美術館で1月末よりスタートした、
「印象派 -モネからアメリカへ-」に行ってきました。
アメリカのウスター美術館所蔵の印象派絵画をメインにした展覧会です。

印象派が人気がありすぎて、あと時代が近く日本でも所蔵している美術館が多いこともあるからか、
かなり頻繁に印象派は見ているように思います。
個人的には、ごりごりのバロック絵画だったり、個性強めのセザンヌだったりが好きなので、
最近では、印象派ね〜みんな好きよね〜まぁとりあえず見に行くけども…
くらいのテンションになってきました。

今回もゆるく気軽に。
パリの有名どころだけでなく、日本やアメリカなどで印象派の影響を強く受けた画家たちの作品が重点的にフィーチャーされていました。
ほとんどが名前も聞いたことがない画家で、
気軽に来てしまったけれどまだまだ勉強不足だなと痛感。

印象派の単なる真似っこではなく、
技法や主題の切り取り方など一部分を参考にして描かれたアメリカらしい街並みや、雄大な自然を描いたものなど、
自分も新しいことやってみたい!という意欲が感じられ、印象派”的”でありつつも、
しっかりと個性を放つ作品たちに出会えました。

モネの「睡蓮」もあり、これはウスター美術館が世界で初めて購入した「睡蓮」だそうで、
つまりはウスター美術館自慢の一品なわけですが、
正直なところアメリカ人画家たちの作品のほうが強く記憶に残っています。

最後はお待ちかねグッズコーナー。
今回セザンヌも2点だけ出品があり、そのうちの一つは習作だったのですが、
なんとそのどちらもがポストカードになっていました!!!
嬉しい〜!!
好きだなと心に残った作品が何のグッズにもなっていない悲しみをいつもいつも味わっているので、
ものすごく嬉しくて、さすが私の愛するとびかん!とまた愛が深まりました。

ほかにも遊び心満載のグッズがたくさんありましたが、
今回はセザンヌで気持ちが満たされたので、我慢できました。