GEOGRAPHICA

マリー・ローランサン

2023/12/27 | スタッフの日常

12月27日 大曲 美生

アーティゾン美術館で開催中の「マリー・ローランサン展」に行ってきました。

マリー・ローランサン、もちろんその名前と独特の作品の雰囲気は知っていたものの、
きちんと観たことはこれまでありませんでした。
パステル調のふわふわした絵を描く人だな〜とざっくり捉えていました。

ですが実は、この時代の画家たちにはよくあることですが、
色々な手法やイズムに影響を受けて、色々試して、
その中からやっぱり自分はこれ、というスタイルにたどり着いた人なのだということがこの展示でわかりました。
キュビズムの文脈の中で名前を聞くことが多いけれど、全然キュビズムじゃないよな…とこれまでは違和感を持っていたのですが、
ほかのキュビズム作品と続けて見ると、ああなるほど、と思わされました。

実を言うと、個人的な好きか苦手かでいうとなんとなく後者だったマリー・ローランサンですが、
今回の展示でたくさんの作品に触れて、ちょっと身近に感じられるようになり、
食わず嫌いは良くないなあと反省したのでした。