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2023/11/24 | スタッフの日常
11月24日 大曲 美生
会期終了ぎりぎりで、三井記念美術館で開催中の通称「超絶技巧展」に行ってきました。
2014年に初回の展覧会があって以来、3回目の超絶技巧シリーズ。
今回は特に現代の作家さんに焦点を当てた展示で、
木、金属、漆、陶磁、ガラス、刺繍、紙…と実にさまざまな材質や技法を用いた、
個性豊かかつ、ものすごく細密で超絶ハイレベルな技巧の凝らされた芸術作品が集結しています。
いくつかの作品は写真撮影がOKだったので、ひとつご紹介します。
こちらの木彫りのスルメ。
なんとこれ、一木彫りなのです。
スルメイカ本体はもちろん、木のクリップも、そこにつながるチェーンも、
すべて同じ木から彫り出されているのだそうです。
にわかには信じがたいですよね。実物を見ても信じがたかったです。
ほかにも本当に細かくて美しい展示品たち、
これは本当に人間が手で作ったのか…?!と目を疑うようなものばかりで、
「はあ〜〜〜〜」と感心のため息が出っぱなしです。
後半には、この現代作家たちを刺激した明治の名工たちの作品も展示され、
最後の最後まで飽きることなくすべてを食い入るように鑑賞しました。
何度も三井記念美術館には訪れていますが、
「ごんっ」と展示ケースのガラスに頭をぶつける音がそこかしこから何度も聞こえてくる展示会は初めてだったように思います。
もっと近くで、もっとよく見たい!という気持ちが皆を前のめりにさせてしまっていたようです。
ジャンルに関わらず、レベルの高い芸術作品にはやはりパワーがあります。
ものすごく集中して鑑賞したので体力は消耗しましたが、ものすごく癒やされ、パワーをもらえた展覧会でした。