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2023/09/22 | スタッフの日常
9月22日 白水萌菜美
前回から続いて金沢観光の思い出です。
最終日には旅の二大目的のうちの一つ谷口吉郎・吉生記念金沢建築館へ行きました。
ここで開催されている企画展「アニメ背景美術にえがかれた都市」がお目当ての展示です。
「AKIRA」や「鉄コン筋クリート」など、1980年から2000年代初めにかけて制作された日本を代表する
SFアニメーション作品の背景美術に焦点を当てた展示で、これだけでも十分に魅力的なのですが
展示作品の中に私の大好きな作品「メトロポリス」があるとなればもう行かないわけにはいきません!!
「メトロポリス」は手塚治虫の漫画原作のアニメーション映画です。
人間とロボットが共存していると謳われる都市メトロポリスを舞台に主人公の少年ケンイチと
人造人間の少女ティマの辿る運命が描かれています。
この作品、ストーリーに加え背景美術が抜群に素敵なんです!
ソビエト建築から着想を得た摩天楼を思わせる巨大なビルが連なる地上階層と地下階層の増改築が繰り返され
混沌とした建造物の対比であったり、そこに使われる色彩であったりとここでは書ききれない程の魅力が詰まっています。
今展示はこれらの作品の手書きの背景画に加えて完成に至るまでのラフやロケハン資料、クリエイターの方々への
インタビューなどなど盛り沢山で、決して大きくは無い展示空間だったのですが気づけば3時間ほど滞在していました。
この建築館では企画展のほかに建物の名前にもなっている谷口吉郎・吉生親子の建築作品も鑑賞することが可能で、
吉郎氏が設計した迎賓館赤坂離宮 和風別館「游心亭」の広間と茶室を再現した空間が鑑賞できます。
日本らしい伝統的な基盤の中に軽やかで整ったモダンな雰囲気が感じられる空間で
居心地が良くここでも1時間ほどゆっくり館内を見て回ってました。
そんなこんなで最終日は建築館にどっぷりと浸かり、そのまま新幹線で東京に戻ってきました。
今回は美術館に行く以外は深いことは考えず気になった道をふらりと歩いて行くような緩やかな旅行でしたが、
コロナ禍になって以来泊まりで遠出することが一切なかったのでそういった意味でも非常に開放感のある気ままな旅で
心も身体もリフレッシュされました!機会があれば今度は兼六園などの観光地にももっと行ってみたいですね…!
締めの写真は金沢の道を歩いていて見つけたお気に入りの写真。気になる書房、綺麗な橋、ニワトリと焼き鳥の看板です。