GEOGRAPHICA

旧岩崎邸家具修復

2023/08/15 | スタッフの日常

8月15日 重本景子

ジョサイア・コンドルの設計による国指定重要文化財、旧岩崎邸洋館の収蔵家具の修復を2023年春から夏にかけて行いました。今回は、プランツスタンド(花台)、パーテーション(衝立)、1人掛けソファ、3人掛けソファ、ホールベンチを修復しました。修復の過程をホームページの記事にUPいたしましたのでぜひご覧ください!

国指定重要文化財旧岩崎邸の家具修復記事

戦後に所有者や使用者がたびたび変わったために、現在残されている家具がそれぞれいつの時代にこの館に来たものか、どこで作られたものかなど確かな情報が乏しく不明な点も多いのですが、いずれもクオリティの非常に高い家具でした。オリジナルの材料や塗装方法を見極めながら、少しずつ丁寧に修復を進めました。
記事には修復前、修復後の画像を掲載しております。

旧岩崎邸は、全体のバランスと細部にまでこだわった装飾が見事に調和した明治期を代表する洋館建築です。訪れるたびに新しい発見があり、飽く事がありません。
訪れる際には家具も併せてご覧ください。当時の岩崎家がプライベートな迎賓館として使用されていた様子を、時間を遡って垣間見れるような、そんな歴史を感じながらお楽しみください。

旧岩崎邸庭園HP