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2023/06/17 | スタッフの日常
6月17日 大曲 美生
今が旬の枇杷をいただいて、久しぶりに食べました。
派手さはないけれど個性がしっかりとある果物。我が家では滅多に食べないという希少性もあいまって、小さいころから大好きです。
ところで枇杷という名は、雅楽で使われる楽器「琵琶」と形が似ていることから来ていますよね。
この命名を「楽器と果物、どっちが先?」と気になって高校生くらいのころに調べたことを思い出しました。
以下、記憶が曖昧なところもありますが…
果物の枇杷は中国原産で、実は先史時代には日本にも渡って来て自生していたのでは、と言われています。ですが食用として扱われたのはそのずっと後、鎖国時代の長崎から入ってきたものだそうです。
一方で楽器の琵琶は、奈良時代に、中央アジアから中国を経て日本に渡ってきました。
というわけで圧倒的に楽器の方が日本では歴史が長く、楽器の方が先。
漢字表記については、楽器のびわは当初、本体が木なので「枇杷」、もしくは手で弾くので「批把」だったようで、
のちに、お琴の仲間では?となって今の「琵琶」の表記に落ち着いた、ということのようです。
そこであとから来た果物のびわが、木になっているから「枇杷」を使おう、という流れ。
「びわ」を食べつつ、小さな果物の意外と壮大な歴史に思いを馳せました。