GEOGRAPHICA

ブルターニュ展

2023/04/27 | スタッフの日常

4月27日 大曲 美生

国立西洋美術館の「ブルターニュ展」に行ってきました。

フランスのブルターニュ地方にゆかりのある画家たちを集めた企画展。
おもしろい切り口だな〜と漠然と思っていたのですが、
じっくり展覧会を観終わったときには、
画家たちにとって、ブルターニュという場所がいかに特別で刺激的であったかを知ることができました。

ポスターに採用されているゴーガンのほか、モネやミュシャ、ドニなど有名どころが盛りだくさん。
画家の名前はよく知っていても見たことのない絵や画風が多くあり、
新鮮な気持ちで見ることができました。

今回の展示作品の中で、特に気に入ったのが、アンリ・リヴィエールの作品たち。
この画家を初めて知ったということもあるのですが、
作品が目に飛び込んできた瞬間、「えっ浮世絵じゃん!」と心の中で大きめに声が出ました。
アンリ・リヴィエール自身は来日したことはないそうですが、
かなり熱心に浮世絵を研究していたとのこと。
それを西洋絵画と融合させ、独特の優しい色使いで繊細な作品にまとめ上げているのは本当に見事でした。

ですが私的美術展あるある、私の気に入った作品はグッズが少ないのです。
今回もクリアファイルや大きなプリントになっているのはゴーガンとモネばかりで…
かろうじてポストカードと、しおりがあったのでゲットしました。
本当はクリアファイルとマグネットがほしかったのに〜

充実の常設展もいつも通りたっぷり楽しんで、心地よい疲労感で上野をあとにしました。