GEOGRAPHICA

最果ての

2023/04/07 | スタッフの日常

4月7日 須田涼子

小川洋子さんの著作はどれも好きですが、
中でも『最果てのアーケード』がとても好きです。

小さなアーケードで大家兼配達人として働く女の子と、
アーケードに店を構える風変わりな店主たちが織りなす物語です。

静かなアーケードから広がる物語の、儚く繊細な世界観も良いですし、
登場人物たちの優しい暖かさにもほっとします。
レース屋さんや義眼屋さん、メダル屋さん、使用済みの絵葉書を扱うお店など、
ノスタルジックでなんとなく自分にとっては親しみを感じるお店屋さんが登場するのも魅力的で、
幻想的で悲しみの残る結末もとても良いです。
酒井駒子さんの表紙もぴったりで、何度も読み返したくなる作品です。

話は変わって、
照明フェアーも残り1週間ちょっととなりましたが、フロアスタンドとランプシェードが追加で入荷しました!
新入荷のフロアスタンドはオンラインショップへ昨日公開しております。
ランプシェードは明日、8日に公開しますのでどうぞお楽しみ。