2月26日　重本景子

先日、宮沢賢治と妹のトシが主人公の舞台を観に行きました。
舞台に行くたび、俳優さんたちの非常に繊細な表情や動きを見て、
人の想いがこもったものやその熱さを受け取り感動します。

宮沢賢治とトシについて調べて臨んだものの、甘かったです。
なかなか難しいところもあって全てを理解は出来ずでしたが、
それはそれでまた考えるきっかけにもなるので良しとしました。
賢治もトシも純粋で透明感のある人のように感じられて、
お互いを信頼、尊敬し合っているふたりの絆も心に刺さるものがありました。

シンプルな舞台美術は俳優さんたちの演技でその周りの風景が見えてくるような、
夏であったり、冬の寒さや雪を感じたり不思議な錯覚。
空気感がガラッと変わります。
そして舞台横で奏でられていたヴィオラの余韻がまた深みがあって良かったです。

生の演技はその時にしかないので特別、やっぱり楽しいなと思いました。
会場のシアターもレトロな感じで素敵、また機会があれば伺いたいシアターでした。