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2023/01/26 | スタッフの日常
2月2日 須田涼子
「パリ・オペラ座-響きあう芸術の殿堂-」へ私も行ってきました。
芸術の殿堂、パリ・オペラ座を軸に、上演されたオペラやバレエ関連の作品、舞台や衣装のデザイン、オペラ座へ頻繁に出入りしていたドガの作品、同じタイトル・同じ構図で描かれたマネの2つの作品など、本当に豪華で充実した内容の素敵な展覧会でした。
個人的にはロマンチックバレエコーナー、ヴァーグナーやモーツァルトの自筆の楽譜、ルソーの自筆本、ガルニエの設計図、舞台装置のデザイン画などが特に印象に残りました。
ロマンチックバレエのエリアには19世紀を代表するダンサー、マリー・タリオーニが所持していたトゥシューズが展示されていて、その細さや小ささに驚愕。
『あしなえの悪魔』という作品を踊るファニー・エルスラーの像と絵画の比較も、平面と立体で見比べられるので想像力が沸きたてられて興味深かったです。
自筆の楽譜は、どれもとっても美しく楽しかったのですが、特にラモーの楽譜がチラリと見える装丁も含めて本当に繊細で見入りました。
訂正箇所に小さく切った紙が貼ってあったり、丁寧に書かれていて、奏でられる音楽だけでは無く美しい楽譜も心打つものがあるな〜としみじみ。
『石橋財団コレクション選 Art in Box ーマルセル・デュシャンの《トランクの箱》とその後』の方も、見応え十分。
デュシャンを始め、モネ、マネ、ピカソ、シスレー、ゴッホ、マティス、セザンヌ等錚々たる芸術家の作品が80点近く展示されています。
時間がいくらあっても足りないほどで、大満足の展覧会でした。