GEOGRAPHICA

初もうで

2023/01/08 | スタッフの日常

2023年1月8日 大曲 美生

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

年末年始のお休みは基本的にはずっと家でぐうたらしていたい派なのですが、
今年は珍しくアクティブに過ごしました。

まずは12月31日に映画「すずめの戸締まり」を鑑賞。
入場特典でもらえる小さな小説冊子(新海誠監督自らが著した、映画のアナザーストーリー)も含め、
とてもよい映画納めとなりました。
詳しい内容の感想は、何を言ってもネタバレになりそうなので書きません。

1月2日には上野まで出かけて、東京国立博物館の毎年恒例企画「博物館に初もうで」へ。
お昼過ぎにゆっくり到着すると、徳川家ゆかりの寛永寺根本中堂の特別参拝が15時まで、という看板を見つけて、
急遽そちらに先にお参り。

期せずして本当の「初詣」もできました。
お寺の門で幸せそうに日向ぼっこをする猫さんにも出会えてなんだかさらに嬉しい気持ちに。

トーハクに戻って、「兎にも角にもうさぎ年」。

毎年、その年の干支をモチーフにした美術品を展示するこの企画。
今回はポスターにもなっていたこちらがやはり一番かわいかったかなと思います。
全体の器としてのクオリティの高さもさることながら、
こんなポップでコミカルな表情のうさぎたちが幕末の有田で作られていたというのがまた驚きです。

ほかにも、器好きの私としてはこちらもお気に入り。

同じく19世紀の日本で焼かれたもの。
名古屋城内に窯があった御深井(おふけ)焼の一種だそうです。

うさぎは絵画でも、立体物でもなんでもかわいらしく表現されていて、
小さな展示室でしたが大満足の内容。

このあと他の展示室でもトーハクのコレクションの威力を改めて感じつつ、
大混雑のミュージアムショップはすっと通るだけで今回はパスして帰途につきました。
よい芸術鑑賞初めとなりました。