GEOGRAPHICA

夜の帳を愉しむ

2022/10/04 | スタッフの日常

10月4日 須田涼子

秋の夜長、夜の帳を愉しむのにお勧めのアンティークランプ。
ランプシェードを通す柔らかな灯りは温かみがあって癒されます。

モリスフェアーに合わせて入荷したランプシェードの中から、「マリーイザベル」のシェードと「ウィローボウ」のシェードをご紹介いたします。

繊細なライン使いと豊かな質感が特徴の刺繍ステッチを、生成り色のリネン生地にプリントで表現したファブリック。
バラやチューリップの花とアカンサスの葉が描かれた華やかな模様は落ち着いた色彩で構成され、印象的でありながらもお部屋に馴染みやすいデザインです。
1890年代に、ジョン・ヘンリー・ダールによってデザインされたパーティションが基になっています。

表情豊かで大ぶりなシェードを、六角形のベースがユニークなフロアスタンドと合わせました。

小ぶりなテーブルランプは、デスクやテーブルの上、玄関周りやベッドサイドなど、気軽に取り入れられるのでお勧めです。

ウィローボウ」は1887年に壁紙として制作されたデザイン。
モリスお気に入りのテムズ川岸の柳は、1874年に「Willow」で既に登場していますが、同じ主題を新しい感覚で取り上げ、より軽やかで生き生きとしたデザインに高められています。

灯りを点けると電球の色が透けてドラマチック。普遍的に愛されながらも決して飽きることの無い美しいデザインです。

合わせたテーブルスタンドはオリジナルランプシリーズ「La Chronique」の真鍮製リプロダクション。使用しているパーツはヨーロッパ各地の工房で、古い鋳型から新たにおこされ、丁寧に手作業で組み上げられています。

無垢の真鍮製のテーブルスタンドは、時が経つと共に燻したような風合いに変化致します。その変化と共にお楽しみください。