GEOGRAPHICA

ふた足早い読書の秋?

2022/08/10 | スタッフの日常

8月6日 白水萌菜美

最近積読をせっせと消化することにはまっております、白水です。
昔は吟味に吟味を重ねた一冊の本を買って折り目がつくくらい読み返して、という
積読とは縁遠い私だったのですが、大学の後半くらいの頃から買って満足して読まずに部屋の隅に…
なんてことが増えてきて、気づけばあれ?この本買ってたんだっけ?となることも一度や二度もあり…
そこで七月ごろから部屋に転がっている読破していない本を三冊読んで本棚に入れないと新しい本を買ってはいけない
というルールを作りました!
自分で作っておいて何ですがこれがなかなかに良いルールで、欲しい本ができたときにこれは本当に欲しいのか?と
吟味する時間も増え、買うとなったら三冊何を読むか探すので家中に散らばった私の本を
改めて把握する機会にもなるんです!

今回新たに読破した本の中で特にご紹介したいのは「ミセス・クロウコムに学ぶ ヴィクトリア朝クッキング」
ミセス・クロウコムは1880年台に男爵の家に料理長として勤めていた実在の人物で、
彼女の残した当時のレシピをまとめたものがこの本になります。
当時の食文化について、本や映像作品で見聞きすることはあれどどうしても実物を見たり、
味を確かめることが叶わなかったので
こうしてレシピが公開されて非常に嬉しいです!!

レシピ本ではありますが、一つ一つのレシピが細やかな解説付きで新たな発見も多いので読み物として面白く、また随所に当時の食文化についての紹介コーナーがあるので頭から最後まで通しで読めてしまいます。
材料に自然な流れでうさぎ丸ごとや羊の脳みそなんて現代の日本では滅多に出てこないものが出てくるのも当時との違いを感じられて面白いですし、逆に時々あ!これなら今でも作れそうだし美味しそう!と思うようなレシピがあるのも見ていて楽しいポイントです。

個人的に一番気になっているのはヴィクトリア•サンドイッチ。苺のジャムを挟んだホットケーキのようなもので、
かのヴィクトリア女王が好んだとされています。
ヴィクトリア女王が食べていたものを自分の手で作れるなんて夢のようです…!

近々作れたらまたこちらのブログで報告しますね!!