GEOGRAPHICA

秋の味覚

2021/10/01 | スタッフの日常

10月1日 大曲 美生

秋の味覚といえば何を思い浮かべるでしょうか?

私の場合は、生すじこ、です。
早ければ8月の終わりくらいからスーパーの鮮魚コーナーに並ぶのですが、
ちょうど今くらいが粒も大きくなってきて、旬の時期になります。

一番大きいサイズのものを選んで買って帰り、いくらにバラして、醤油漬けにします。
バラすときは、熱めのお湯に浸すと外側の皮が意外と簡単にべろんと取れます。
何度かお湯を替えて、浮いてくる小さな皮も地道に取り除きます。
ひとり静かに目の前のいくらに集中できる、この時間が好きです。
台所は生臭くなるので要注意です。

漬け汁は、酒・しょうゆ・みりんを1:1:1で、軽く煮切ります。
火を止めてから昆布を一切れ入れるとぐっとおいしくなります。

漬けておく時間は、本当は1、2時間でも十分だそうなのですが、
私はいつも夜に仕込んで、翌朝、炊きたてのご飯にのせていただくのを楽しみに寝ます。

手間はかかりますが、いくらになっているものを買ってくるより少しはお得なのと、
とにかく味がおいしい、気がします。
今年は白だしや塩のみの味付けにも挑戦してみようと思っています。

写真は、今シーズン3回目の生いくらです。