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2020/10/03 | スタッフの日常
10月3日 中野美穂
つい先日、近所を歩いていると金木犀の香りが漂ってきました。
ふと周りを見渡すと、近くにはたくさんのオレンジ色の花を付けた木が。
毎日のように通る場所なのですが、開花が迫っていたとは全く気付かず、その鮮烈な香りと共に唐突に秋の訪れを教えられた気分になりました。
暑い暑いと思っていたのですが(実際、昼の日差しはまだまだ強いのですが)、最近は朝晩が一気に肌寒くなり、大慌てで毛布と長袖を引っ張り出しています。
季節の変わり目には毎回の事なのですが、しばらくの間は、夏物のしまい洗いと秋冬物の準備に追われそうです。
さて、秋の物というわけではないのですが、お花繋がりという事で最近入ったアームチェアーをご紹介いたします。
1860年に創設された、英国王室御用達のファブリックブランド「サンダーソン」。
華やかかつ上品なボタニカルパターンに定評がある同社の人気作"エッチング&ローズ"の生地を用いたアームチェアーです。
パッと華やぐイエローの生地にクラシカルで繊細な花が大胆に配された、伝統とモダンが絶妙なバランスで調和する美しいパターン。
チェアー本体は1960年代に作られた比較的若い物なのですが、知的なシルエットにお花の彫刻などが施され、丁寧に作り上げられた奥深さを感じます。
現在は1Fのエントランス付近にディスプレイしてあるのですが、空間にパッと華やぎを与える存在感が、ご来店されたお客様の目を惹きつけているようです。
だんだん寒くなるこの季節には、やはりファブリックをまとった温かみのある家具が気になりますね。
拘りの生地を使ったインテリアは小さな物でもお部屋の印象をがらりと変える事ができるので、秋の模様替えをお考えの際にはぜひコーディネートに取り入れてみてはいかがでしょうか。