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好きなポワロの作品は・・・

2020/07/29 | スタッフの日常

7月29日 須田涼子

毎日1話ずつDavid Suchetの『名探偵ポワロ』がアップされていて、
何十回と観ているにも関わらず、やっぱり楽しみに観てしまいます。

1話から見始め、すでに68話『死者のあやまち』までアップされました。
残すところ『ヘラクレスの難業』と『カーテン』の2話となり、終わりが来るのがやっぱりとてもさみしいです。

どの作品もとっても良い!どれも大好きで甲乙付けがたいですが、僭越ながら個人的にお勧めの作品を3つほど。

『もの言えぬ証人』 被害者の愛犬ボブが活躍するお話です。 とにかくボブの健気さと賢さと可愛らしさがたまらなく、 ポワロさんとボブの2ショットに悶える作品です。

『五匹の子豚』 昔から好きな作品の一つですが、 年を重ねるごとにギュギュギュと心が締め付けられるような気持ちになります。 現在にも影を落とす過去に起こった犯罪を当事者の証言を元に解決していく、心理学を用いた手法も好み。 美しく牧歌的な風景やノスタルジックな回想シーン、幻想的な衣装も魅力的です。

『オリエント急行殺人事件』 昔はラストに納得がいかず積極的に見たいとは思えなかったお話ですが、 歳を重ねるごとに色々な感情が込み上げ、正義とは何かと深く考えさせられるとても良い作品だと思います。冒頭で心に深い傷を負ったポワロさんの憔悴しきった姿が辛い。そんなボロボロな状態で新たに起こったやるせない事件を解決しなくてはならず、ラストのポワロさんの表情がなんとも言えず切ないです。

ポワロさんの楽しみ方は本当に色々あって。
トリックや話の内容はもちろんですが、豪華なお屋敷のインテリアやファッションを愛でるのも楽しみの一つです。

後期作品には登場する機会がめっきり減ってしまいましたが、
ジャップ警部やヘイスティングス、ミスレモンとポワロさんの掛け合いも癒されます。

何十回と観ても見飽きる事の無い、素敵な作品ばかりです。