GEOGRAPHICA

珍しいソーイングボックス

2020/06/15 | スタッフの日常

6月15日 須田涼子

珍しく、そして美しいソーイングボックスが入荷しました。
1890年代・ウォールナット・ヴィクトリアンのお品です。


ウォールナット特有の杢目が現れた優美な天板の形状と、その下のファブリックが目を引きます。

天板を上げると、細かく分けれられた蓋つき収納やピンクッション、
ちょっとくぼんでお皿のようになっている針置きなどが備えられ楽しい造り。
それぞれの蓋には繊細な透かし彫りが施されています。

中央楕円形の空洞下には変形の収納空間が広がります。
毛糸などを収納していたのでしょうか。
こちらの収納スペースは、紫とグレーのストライプ生地で張り替えました。

この変型の収納ボックスをラベンダー色のシャンタン生地が覆うように設えられています。
オリジナルはグリーンのシャンタン生地でしたが、
前後をシュシュのようにして留めている点やヒダの取り方など、オリジナルを再現しています。

ヴィクトリアンらしいアカンサスレリーフが配された猫脚は、一つ一つの装飾がとっても美しいです。
ストレッチャーにまで細工が施され、細部に至るまで丁寧に仕上げられています。
キャスターの動きも滑らか。

収納+テーブルのソーイングボックス、お勧めです。