GEOGRAPHICA

紫陽花

2020/05/23 | スタッフの日常

5月23日 中野美穂

いつのまにやらもう五月も下旬となってしまいました。
日差しのきつい新緑の季節がやって来たかと思えば、このところは急に肌寒く、すっきりとしない天気が続いています。
いよいよ梅雨も間近という事でしょうか。

先日、買い物途中に紫陽花が咲いているのを発見しました。
紫陽花の花の色が土の酸性度によって変わるというのはよく知られているかと思いますが、基本的には酸性よりだと青色、中性~アルカリ性だとピンク色に色づくそうです。

実家の庭先に咲いていたものは青色だったので、今でもピンク色のものを見ると、同じ花なのに全く違うものを見ているような不思議な気持ちになります。

この日見つけたのは淡い紫色のもの。
元々の品種はもちろん、土の酸性度だけでなく日当たりや肥料の違いなど、ほんの少しの要素の違いで全く違う姿になるようで、街角の紫陽花の一つ一つに違った花の人生があるのだと思うと感慨深くなりました。