GEOGRAPHICA

ゲートレッグテーブルの魅力

2020/04/14 | スタッフの日常

4月14日 中野美穂

4月のマンスリースペシャルは『SMALL TABLES』。
今月はちょっとしたスペースで使いやすい、小さめのテーブルがたくさん入荷しています!

アンティークらしいデザインと構造を楽しめる、おすすめのお品が"ゲートレッグテーブル"です。
最近入荷したお気に入りの2点をご紹介致します。

小さなサイズが抜群に可愛らしいこちらは1930年代の物。
定番のバーリーシュガーツイストはオランダに起源を持ち、17世紀半ば頃にイギリスに伝わって来たと言われています。
当時の捻った砂糖菓子のデザインを模した物という事で、どこかほっと和むような、素朴な存在感がありますね。

ちょっとしたティータイムやサブテーブルに、軽いのでサッと広げやすく、しまう時にはコンパクトになる使い勝手の良い優れものです。

こちらは逆に重厚感のある一点です。
閉じた時には三角形に、広げると正方形になるデザインは、お部屋のどの位置に置くか考えるのが楽しくなりますね。
もちろんサブ使いのテーブルとしても程よい大きさですが、三角形の状態の時にはコーナーにピタリと収まるので飾り台にも良さそうです。

何より注目のポイントは全体にしっかりと施された彫刻。
暗めの色合いと実直な印象のオーク材の風合いに見事にマッチする深い彫りは、時代を経てきた家具ならではの落ち着いた深みを感じさせます。



『GATE-LEG TABLE』は文字通りゲート(門)のように開いたり閉じたりして使う脚が特徴です。
16世紀ごろにはすでに登場し、それ以来、おおきく構造を変化させることなく人々の生活の中で愛用されてきました。
生活様式が目まぐるしく変化する中でずっと使われてた家具というのは、やはり時代や流行、文化に関係なく、普遍的に使いやすい物なのだと思います。