GEOGRAPHICA

ステレオスコープ??~VELVET ADDICTIONより~

2020/03/20 | スタッフの日常

3月20日 中野美穂

現在開催中のイベント「VELVET ADDICTION」。
美しい物、珍しい物、Velvet Knotさんが独自の感性と確かな眼で集めた、魅力的な品々がGEOGRAPHICAに集められています。

その中でも、個人的に一番に目を引かれてしまったのがこちらのお品です。

こちらは「ステレオスコープ」と呼ばれるもの。
レンズを覗き焦点を合わせると、置かれた写真や絵が3Dのように立体的に見えるという不思議な装置です。

横並びの2枚の写真は、同じものに見えて、実はほんの少しだけ位置にずれがあるそうです。
両目をそれぞれ別のレンズでのぞき込むことで、その"ずれ”により一部が立体的に見えるとの事。

この装置が開発されたのは19世紀前半。
写真技術が開発されたばかりの頃だと考えると、この新しい技術に多くの人が情熱と探求心を持って、いろいろな実験に臨んできたのだと伝わってきますね。

今回、イベントに合わせてやってきたこちらのステレオスコープは、ヴィクトリアン時代に作られた物だという事です。
細部まで気配りされた装飾などはさすがです。
アンティークらしい美しいディスプレイ品として、好奇心をくすぐるデバイスとして、様々な角度から楽しめるロマンに溢れたアイテムです。

「VELVET ADDICTION」は今月29日まで。

なかなか外出のしづらい情勢ではありますが、春らしい気候にもなってきましたので、もし近くにお出掛けのご用などある際にはぜひGEOGRAPHICAにも足を延ばしてくださいませ!