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2020/03/19 | スタッフの日常
3月19日 土田麦菜
公開終了間近、駆け込みで"テリー・ギリアムのドンキホーテ"を見てきました。
構想は30年も前の1989年、紆余曲折ありつつ9度も撮影に挑むも、
ことごとく失敗し頓挫したと言われる曰く付きの今作。
ストーリーはある意味あってないようなもので、一応ドンキホーテの物語に則り進みはしますが、
ギリアム節に全て乗っ取られたカオス極まりない数時間でした。
奇妙奇天烈摩訶不思議でキッチュな世界観は、ファンには垂涎ものだったに違いありません。
グリム童話を題材にしたブラザーズグリムは初めて一人映画館した作品で、
ファンだった主演俳優が急逝して一時公開が危ぶまれたDrパルナサスの鏡など、
テリー・ギリアムの映画は思い入れのある作品が多かったのだなと回想。
鏡よ鏡のセリフが有名なグリム童話に、パルナサスは魔法の鏡の中の世界のお話。
そこで!(少々こじつけくさくなってしまいましたが)
現在GEOGRAPHICAではVELVET KNOT Pop-up Shopを開催中。
何が言いたいかというと、物語の世界の中に出てくるような、幻想的で圧倒的な存在感をもつ鏡が勢ぞろいしているのです。
いかがでしょうか。
どれもおとぎの国の中に誘われるような不思議な魅力を携えた鏡ばかりで、
ゴシック様式のホールスタンドにぶら下がる様は圧巻です。
ぜひ見に来てください。