新着情報 チェックはこちら
テーブル
チェア
ソファ・ベンチ
サイドボード・カップボード
チェスト・ワードローブ
ブックケース
グラスキャビネット
デスク
ドレッサー
小物家具
ベッド・スクリーン・コートハンガー
ミラー・額絵
ステンドグラス・ドア
照明器具
ショーケース・ディスプレイアイテム
2020/03/07 | スタッフの日常
3月7日 中野美穂
普段紅茶を飲む時はつい大きなマグカップにたっぷりと注いでしまうので、常々きちんとしたティーカップのセットを持たないとなぁと反省しています。
ジェオグラフィカには時代もテイストも全く違うカップがたくさんあるのであれこれ目移りしてしまうのですが、はっと目が引かれてしまう可愛らしさを持つものと言えば、”シェリー窯”のカップでしょうか。
現在、店頭には代表的な形の一つである「デインティシェイプ」のトリオがいくつかあります。
水色の取っ手と三種類のお花がかわいらしいパターンです。
こちらは1945-66年の間に生産されたデザインとの事。
シェリーらしいフリル型のプレートに配置された色彩は、バランスがよく、さすがシェリーの王道という感じです。
こちらも同じくデインティ・シェイプのトリオ。
シェリーを代表するパターンの一つで、「ローズバット」と呼ばれています。
散りばめられたローズブーケと涼しげなライトグリーンの取っ手の組み合わせが、甘さの中にも飽きの来ないさわやかさを感じさせます。
残念ながらシェリー窯は1966年に閉窯してしまったのですが、個性的で愛らしい形のカップを多数残し、今でも世界中に多くのコレクターが居るそうです。
そのカップの形は約140種類にも上るとの事。
魅力的なデザインを生み出すために試行錯誤を惜しまない姿勢が、閉窯してなお人々に愛されている理由に結びついているのだなと思います。