GEOGRAPHICA

ハマスホイの静謐な世界

2020/02/10 | スタッフの日常

2月10日 中野美穂

静かで何気ない情景なのに、なぜか心が揺さぶられてならない絵画。
ハマスホイの描く世界には、感情に訴えかけてくる不思議な力強さがあるように感じます。

先日、上野で開催されている『ハマスホイとデンマーク絵画』展へ行ってきました。

画家が日々生活を送る部屋、身近な人たちのさりげないしぐさ。
特別なモチーフやドラマのないごくありふれた風景の作品の数々は、遠く離れた土地と時代であるにもかかわらず、どこか懐かしく、慣れ親しんだ光景にも見えました。

昔はこうした"劇的ではない”風景画や静物画にはあまり意識が向かなかったのですが、最近はこうした作品を一点一点時間をかけて観る時間というのも好きになってきました。
静けさの奥にある感情や描き手の人生に思いを馳せる、そんな鑑賞の仕方も良いものだなと思います。

さて、店頭では紅茶フェア期間中という事で、おすすめの商品を一つご紹介いたします。

スリランカ生まれの紅茶『バシラ―ティー』。
可愛らしい本の形のパッケージで、ご存じの方もいらっしゃるかと思います。

クリスマス時期にはクラシカルなお城のデザインの物をご用意していましたが、紅茶フェアのこの時期には、もう一つのシリーズである『LOVE STORY』シリーズを入荷しております。

こちらに描かれているのは、繊細で美しいお花のイラスト。
アンティークの豪華本のような意匠は、飲み終わった後にもインテリアとして飾っておきたいほど素敵ですね。
プレゼントとして大切な人に届けたい、そして思わず自分用にも欲しくなってしまう、心躍るひと品です。