GEOGRAPHICA

ジョン・ルーリー展

2019/06/07 | スタッフの日常

6月7日 中野美穂

ライトイエローの鮮やかな色彩なのに、どこか鋭く寂しい印象の絵。
いつものように、ハッと目に入って来たポスターに惹かれ、『ジョン・ルーリー展』に行ってきました。

お恥ずかしながら存じ上げなかったのですが、アメリカの著名なサックス奏者にして俳優さんだそうです。
色彩感覚にあふれた作品ですが、描かれているモチーフや筆致はとげとげしさや怒り、そして時に繊細さに満ちて、ぐるぐると頭の中をかき混ぜられているような心もとない感覚に襲われました。
バスキアとも一緒に制作をした事もあるという事で、なるほど納得です。
(バスキア展も楽しみです!)

時折作品に書き込まれている言葉やタイトルなどはやはり音楽的な印象。
普段はあまり行かないタイプの展覧会だったのですが、こういうのもまた新鮮で面白い出会いですね。