GEOGRAPHICA

干し柿

2018/12/04 | スタッフの日常

12月4日 瀬藤万里絵

実家のベランダで干し柿を作っているようで、
オレンジの実が、外の寒さに耐えるようにぶら下がっています。

これからシワシワになり、どんどん甘くなっていくんだな、と
まだ少しふくよかな柿をしみじみ眺めながら、
なんだかクリスマスツリーのオーナメントみたい…
と、ちょっと楽しくほほえましい気持ちに。

そういえば昔、ツヤツヤと綺麗な柿の実に憧れて、
どんぐりみたいにずっとツヤツヤな姿のままならいいのに…
そうしたら机の引き出しにしまって、
いつでも取り出して眺めていたいのに。と、
そんなことを思っていたなと思い出しました。

近頃は、シワシワで、でも中身は甘く熟成する干し柿に
人間の姿を重ねて情緒を感じるようになってきました。
私もかくあるべし、しかしシワシワは…
まだもっと遠い未来であって欲しいと願います。