GEOGRAPHICA

La Chana

2018/08/13 | スタッフの日常

8月13日 須田涼子

先日観た映画、『ラ・チャナ』
伝説的なフラメンコダンサー、ラ・チャナの激動の半生を描いたドキュメンタリーです。

即興を大切にしているというラ・チャナさん。
カンテ・ギター・手拍子・踊りの全てが集中して高まり合い自然と一つの方向へ進む様子は、
トランス作用のように踊り手だけではなく、
観ている私たちまで興奮の中に巻き込む力があります。

昔のテレビや映画の映像がたくさん盛り込まれていたのですが、
汗や荒い息遣いまでが一つの作品のようで、力強く、情熱的で、美しい。

今は昔のように立って踊ることはできませんが、
椅子に座って力強いステップを踏みながら、
しなやかな手や身体の動きと表情で表現する姿は、とってもパワフル。
若いカンテの歌い手さんにダメ出ししている姿も格好良かったです。
(苦笑いでしたが。)

リクライニングシートに座り、脚をぴょこんと上げてテレビを観る姿が個人的にツボでした。