GEOGRAPHICA

言葉のあやや

2018/05/31 | 修復スタッフのこぼれ話

5月31日 佐藤大文

こんにちは、塗装部です。
5月が終わりました。梅雨が来るそうです。嫌です。
今月もいろいろありました。今を去ること一月前、今か今かと待ち焦がれていたGWがあっという間に過ぎ去りました。
それ以外何もありませんでしたね。

ちなみに梅雨には”バイウ”と”つゆ”と呼び方が二種ありますが、両者には違った由来があるそうです。
調べてみてはいかがでしょうか。

呼び名といえば塗装にも使われる道具がいくつもあります。
最初の内はそれぞれの名称を混在して使ってしまうこともしばしば。

唐突ですが”塗料”といわれて何を連想されますでしょうか。
これまで説明してきたのは、"ニス(シェラック)"、"ステイン"、"顔料"、"アルコール"、"ラッカーシンナー"、"ペイントシンナー"と多々ありました。

私は塗装に入りたての頃、"塗料"と問われて「ニス、ステイン・・・」と答えてしまいました。
正解は、塗料…「ニス(シェラック)、ウレタン、ラッカーetc」、染料…「ステイン」、顔料…「顔料」、溶剤…「アルコール、ラッカーシンナー、ペイントシンナー」でした。

塗料と溶剤というのは総称ですが、突き詰めれば更に分別できます。
ちなみに塗料というのは簡単に言えば「物体の表面に膜を形成する為の液体」と表現すればわかりやすいかもしれません。
逆の見方からすれば、顔料や染料といった着色をする物質やシェラックといった膜を作る物質を溶剤で混ぜ合わせたものが”塗料”となります。
染料と顔料は似て非なるものです。
簡単と言っておきながら簡単に説明できてないところが非常に残念ですね。

前職の工場で塗装を一年担当させてもらっていましたが、今の職場で再び塗装を担当させてもらうようになってから必然的に理解を深めようとするようになりました。
実に説明がしづらくてややこしいです。

普段日常生活に囲まれている物を意識してみると意外と知らない、分からないといった事柄が多く点在しているのではないでしょうか。私もその一員ですが知っておくといいことがあるかもしれません。

ちなみにペイントシンナーでシールの粘着跡が除去できます。同じ石油が原料だからです。
とはいえ、佐藤家の食卓では採用されたことはありません。

というわけで突然の塗装知恵袋の講座でした。次回は手抜きをせず画像つきネタに戻る予定です。

それではまた。