GEOGRAPHICA

「家具になるヨ!!パーツたち全員集合!」

2017/11/17 | 修復スタッフのこぼれ話

11月17日 佐藤大文

11月も折り返しました。皆様、秋を楽しんでおりますでしょうか。塗装の佐藤です。
すっかり冷房も扇風機もお払い箱の時期がやってきましたね。いい季節です。この寒さを待っておりました、この私。
さて、芸術の秋にちなんでこんなものがあります。
タイトルどおりですが。これはなんでしょう。

まるで掛け橋のようですね。

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ブックエンドみたいのと透かし彫りのチョコレート板。

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彫刻の画廊を渡って左奥には一枚の背板の壁。

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上品な彫刻がシンメトリーに施された被せ板。これら全部が一つ一つ意味のあるパーツです。

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|というわけで、答えは「オルガン」でした。見えづらいですがちゃんとオルガンって書いてあります。
|木工で一度組まれたパーツは塗装では作業効率と全体の品質を高めるためにある程度はずします。
|ちなみに中身はすっぱ抜かれてずいぶん風通しがよくなっておりますが意外と中身は単純な構造なのです。
|なかなかお目にかかれないアイテムです。フル装備状態だとその風貌に威圧されてげんなりしますが、
|パーツごとに簡略化してしまえばそうでもありません。無論。バラす前に全体の色味を確認してからでないとあとで後悔します。
|塗装し終わってからまた組み直したら色の調和が変になっていたりというリスクもありますね。そこはぬかってはなりません。

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このオルガンは近日目黒のショップにてお目見えになります。気になった方は是非お立ち寄りくださいませ。
私の秋は毎日に飽き飽きなダメな秋を満喫しております。ところで崎陽軒の横浜月餅おいしいですね。好きです。食欲の秋です。

あと4年連れ添った愛車と今月でサヨナラ致します。哀愁が冬の到来を連れてきます。そんな詩的なことも言いたくなります。
私的なだけに。 11月。いろいろありました。トランプ大統領が来日しましたね。今のところそれ以外何もありませんでしたね!!!

それではまた。