10月4日 駒田 宜之
今回はほとんど見ることのない家具内部の構造について
こちらのビューローブックケースを例にご紹介したいと思います。
特にピジョンホールの設置される前のフラップ内部はあまり見ることのない部分ではないでしょうか。
その中で良い仕事をするのがこちら。
フラップを支えるルーパーと連動して動く機能を与える金物です。
内部ではこの様に取り付けられていて、フラップを開けるとルーパーも一緒に出てきます。
さらにこちらのビューローブックケースはピジョンホールも連動させています。
肝は下に付いているL字の材です。
ルーパーにこの様に取り付けると
一緒に前にせり出してきます。
ピジョンホール自体は割と重量があるのですが、その重さを感じさせず、
最小の部材で最大の力を伝える機能美も堪能できる逸品です。
尚、こちらの商品はフラップのレザーを英国より取り寄せた特注品で貼り替えて近日中に
仕上がり予定です。
下の扉を開けるとさらに驚きのものもあるのでそちらも是非ご覧下さい。